大好きな山口マオさんの挿絵。
そして、幼児ならみんな大体好きなうんこの本。
「うんこはごちそう」ってタイトルから、うんこは土にかえって植物の栄養になるからなと単純に想像し、軽い気持ちで手に取りました。
だがしかし。完全に甘かった。想像をはるかに超えた内容でした。
まず、作者の肩書きが「糞土師」。
野グソの達人であり、野グソの研究もされているようです。
まずは、正しい野グソの方法が載っています。
山口マオさんまでもが糞土師の教えに基づいて野グソをします。
野グソには目印に日付を書いた割り箸を立て、経過を観察します。
野グソは、植物の栄養になります。
直接キノコが生えてきます。
そこまではわかる。
そして、野生動物が食します。
えーっ!!食べるの?そのまま?
驚愕の事実でした。
うんこはカスのように見えるけど、実は栄養がたくさんあるんです。
ほんとにごちそうなんです。
世の中に五万といるうんこ好きの子ども同様、普通にうんこが好きな3歳の息子は、この本にとても興味を持ちました。
でもそれは、どうやら科学的な興味でした。
親としてはそれがちょっと嬉しかった。
朝、園に行く前に「読んでくれ」と頼まれて、うんこの写真を見るのはげんなりだけど、大人も子どももとても勉強になりました。
そして、申し訳ないのですが、自宅保管はオススメしない本です。