魚をもらいたい いたちくんが、
ふうたに近づいて行く姿がなんとも可愛らしいです。
ぜったいあげない、
と言われて、すごすごと帰ろうとする様子に、なんだか哀愁を感じます…。
見えるのは、しっぽだけですが
しっぽだけでも気持ちが 充分に伝わってくるところがすごい!
そんないたちくんに、ふうたは…。
自分が頑張ってつった魚をあげるのは、
相当の迷いがあったと思います。
だからこそ、渡し方がぶっきらぼうでしたが
相手が喜ぶ事をすると、自分にも返ってくるのですね。
シンプルな絵本ですが、
それゆえに登場人物たちの気持ちがとても分かりやすいです。
木の上の、鳥の表情にも注目です。