森に住むねずみの家族。みち子が見つけた小さなアイロン。栗の木の根元にコンセントがあって・・・
みち子のしわだらけのハンカチにアイロンをかけると、ぴいんとなって、すみっこに小さな小さなりんごの模様がひとつ。
森の一本道を歩いていくと、ひめりんごの木の下にねずみの家があった。ねずみの子どもたちと食べるおやつは、小さな焼きりんご。バターとはちみつのにおい。美味しそう。
お手伝いのお礼にと、みち子のリボンにねずみがアイロンをかけると・・・こんぺいとうのような、銀色の星がリボンの上に並んだ。
星のきれいな晩には、アイロンも星の夢を見て、こんな模様ができる。
安房直子さんの作品は、本当にすてきです。伊藤正道さんの絵も温かくて、お話にぴったり。