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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

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あかり」 みんなの声

あかり 文:林 木林
絵:岡田 千晶
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2014年12月
ISBN:9784895728812
評価スコア 4.8
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58件見つかりました

  • 長い長いお話です

    表紙で、ぼんやりと照らすろうそくの光が印象的です。
    とても温かみを感じます。
    新しいろうそくが、はじめて火をつけてもらいました。
    照らしているのは、生まれて間もない赤ちゃんと、幸せそうに笑っている家族。
    女の子の成長とともに、おれんじ色のあかりをともし続けるろうそくでした。
    ろうそくの気持ちが描かれてあったり、その時の状況が描かれてあったりと、女の子の一生にそっと寄り添う存在が表現されています。
    幸せな時ばかりではない人生を、控えめな気持ちで寄り添っているようにも感じられました。
    ろうそくのあかりらしい一生が、読む者の心にも、ポッとあかりをともしてくれるお話です。

    投稿日:2015/11/04

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  • 幸せな人生に胸がいっぱいになります

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    赤ちゃんが生まれた家に、
    その少女の幸せを願って作られた一本のろうそく。
    大切な時だけ灯されます。
    少女を照らすたびに、すこしずつ小さくなっていって・・・
    切なくても、その温かさに胸がいっぱいになる絵本でした。

    あらしやこがらしのシーン、
    昔、暗闇がもっと黒々としていたのを思い出しました。
    私の育った地域は台風が多くて、
    停電したら懐中電灯やろうそくを囲んで過ごしました。
    あかりが届く範囲に家族の顔。
    どこか高揚した気分で楽しかったな。
    絵本で描かれるあかりは温かくて、
    その風景の色合いは
    私のそんな記憶も照らしてくれたのでした。

    そんな忘れていた記憶も掘り起こすほど
    炎の揺らぎ、温度、少女の人生、
    絵本はとてもリアルに伝えてきます。
    いつしか私も物語に取り込まれ、追体験しているような気分に。
    そんな中、
    灯台のように自分もありたいと願うろうそくは印象的です。

    そうしたら どんなに この子を はげまして あげられるかしら

    心からの祈りにハッとさせられます。
    あかりを通して少女の一生を辿っていたら、
    物語の芯は、あかり自体の生涯なのだと気づきます。
    か細くても力強く少女を支え続けるその炎。
    あかりが役割を終えるその時、
    少女だった女性は感謝を述べます。
    涙が止まりませんでした。

    とても温かく少女と寄り添った一生。
    儚いようなあかりは、少女の大きな存在でした。
    あかりと少女、両者が歩んだ幸せな人生がとても美しい。
    精いっぱい誰かのために在る尊さを知り、
    思わず自分も
    これまでの、そしてこれからの人生を考えてしまいました。
    温かな炎を胸に、余韻がいつまでも消えません、
    特別な絵本です。

    投稿日:2015/10/27

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  • まだ見ぬ娘へ

    念願叶って、今年二人目を授かりました。
    予定日まであと2カ月−。

    5年ぶりの妊娠で、今度は女の子だという事がわかりました。

    そろそろ名前を本格的に考えなければならない時期。
    でも、私たち夫婦には女の子だったらつけたい名前がありました。
    それがこの本のタイトル「あかり」です。

    「ひかり」のように強いものでなく、
    全体を優しく包み込むやわらかな「あかり」。

    レビューコンテストの中に、この絵本のタイトルを見つけた時は、
    なんだか運命を感じて鳥肌が立ち、
    早速全ページためしよみさせていただきました。

    ろうそくのあかりのほの暗い感じの中にお話があり、
    なんだかほっこりあたたかい気持ちになります。

    はじめてろうそくに火が灯るのは、赤ちゃんがうまれてまもなくのこと。
    このシーンにまだ見ぬ娘のこれからを重ねて、
    なんだかジーンとしてしまいました。

    女の子が成長するにつれて短くなっていくろうそく。

    女の子をずっと見守ってくれるろうそくのように、
    この絵本もこれからうまれてくる「あかり」のそばに、
    ずっと残してあげたいと思える作品です。


    娘が生まれたら名前のプレゼントと一緒に、
    この絵本を贈りたいと思います。

    投稿日:2015/11/01

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  • ちょっとさびしい

    • くりりんぱさん
    • 40代
    • ママ
    • 徳島県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    どんなお話しかと娘と一緒に読みました。
    まだ 電気のない時代の話で 一本のろうそくが女の子の人生と一緒に進んでいき、うれしいとき悲しいとき、さびしいとき、とともに明かりに照らされて
    いろんな思い出があったと思います。
    最後の ろうそくの火が消えたとき 少女の一生が終わって すごく切なくちょっとさびしかったですが、人生に一つくらい こどものころからと物するものがあったらいいなあと思いました。下の子には 少し早かったので もう少し大きくなって 一緒に読みたいと思います。

    投稿日:2015/10/29

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  • 人生を照らすあかり

    シンプルなタイトルに、辺りを優しく照らす1本のろうそく。
    その黄色い暖かいあかりを見ているだけで、心まで暖かくなっていくような表紙です。

    お話は、新しいろうそくにあかりが灯されるところから始まります。
    そして、それと同時に一人の女の子の人生が始まります。

    女の子が大きくなるたびに、ろうそくは小さくなっていく・・・
    女の子は成長し、やがて結婚し、子どもが生まれ、そしておばあさんになっていきます。
    その間、楽しく幸せなことも、辛く悲しいことも、色々ありました。
    そして、傍らでその小さなあかりは、女の子を照らし、励まし続けてくれました。

    女の子にとって、月や灯台の光よりも、その小さなあかりがどんなに心強かったことでしょう。

    あかりとは、人生を照らすものであると同時に、人生そのものであるような気がします。
    誰かにとって、私が灯すあかりが大事なものになりえたなら・・・生まれてきてよかったと最後に思える人生でありますように、と思いながら本を閉じました。

    心に残る美しい文章、そして優しく温かい丁寧に描かれた挿絵。
    幾度となく、静かに読み返したくなる素敵な1冊です。

    投稿日:2015/10/26

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  • 静かに、けれども力強く伝わる親の愛

    ろうそくに火をともすシーンから、
    女の子の一生が始まります。

    天使のようにスヤスヤ眠る赤ちゃん。
    かわいい、お手手。
    娘が生まれた時のことを思い出し、
    懐かしさがこみ上げてきました。

    ぬいぐるみと遊ぶ女の子は、今の娘くらい。
    シルエットが娘とそっくりです!

    やがて女の子は少女へと成長して行きます。
    いつか娘も、この女の子にように、悩みを抱える日が
    来るでしょう。娘の成長した姿を想像すると、
    読み聞かせをしながら、涙が出てきて大変でした。

    ----------------------------------------------------------------------------------

    岡田千晶さんが描かれる絵は、まさにここに
    ろうそくがついているかのように、暖かさが伝わってきます。

    この絵本を読んで、きっと多くの方が涙を流されることでしょう。
    それは悲しいからではなく、深い親の愛が、静かにけれども
    力強く伝わってくるからです。

    5歳の娘も、最後まで静かに集中してお話を聞いていました。
    いつか少女になって、悩みを抱える日がきたら、
    この絵本をそっと手渡してあげたいと思います。

    投稿日:2015/10/17

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  • ジワジワと良さが

    女の子の誕生時、初めて火をともされ、
    女の子が老いるまでを見守ってきたろうそくの話。
    静かで、その良さが心にジワジワとあとから伝わるような、温かいストーリー。
    まるでろうそくが灯す炎のよう。

    4歳の息子と読みました。
    集中して聞いていましたが、
    その良さがわかるのはもう少し大きくなってからかな。
    でも、彼にとって体験したことのない、こんな世界観を知るにはとてもいい機会でした。

    鉛筆で描かれたイラストに、色を着けた絵。
    グレーの地に見える部分も、よくみると鉛筆で色を塗られています。
    丁寧に鉛筆で描かれた面が、柔らかさと温かさを表現し、
    ろうそくでほのかに照らされた温かい雰囲気を醸し出して、
    ストーリーと合っていてとてもよかったです。
    どちらかというと、息子より私向けの絵本でした。

    投稿日:2015/10/16

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  •  ろうそくの火のやわらかな明るさ、ほのかな温かさが伝わってくる絵本です。闇の中で小さなあかりが輝いている様子が、とても美しく描かれています。

     赤ちゃんが生まれ、一本のろうそくが灯されました。可愛い女の子です。このろうそくは、この子の成長に伴っていろんな場面で、また、人生の節目節目に灯されます。やさしいあかりは、うれしい時、つらい時、怖い時、心細い時・・・、いつも一緒でした。長い人生の中で忘れられている時もありましたが、ある時また見つけ出され、最後の最後まで輝き、そして小さくなって消えて、その役目を終えたのです。

     (あなたのあかりは)「おひさまよりも、お月さまよりも、こころの いちばん おくまで そっと とどくのよ」という嬉しい言葉をもらって。

     赤ちゃんの誕生の時、その赤ちゃんの人生に寄り添って、いつの日も力づけられるような そんなステキな贈り物ができたらいいなぁ〜と思いました。高価なものでなくていい。一本のろうそくのあかりのように、つつかしくも温かく優しいものを・・・。

    投稿日:2015/10/09

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  • 読み終えた後に心に残る作品です。

    岡田千晶さんの絵が大好きで
    こちらの絵本を知りました。

    林木林さんという作家さんは
    初めて知ったのですが、
    あかり「ろうそく」の存在と
    ひとりの女の子の一生が描かれているお話は、
    岡田さんの絵とピッタリでした。

    私自身が「おばあちゃん」という立場なので、
    このお話はとてもよくわかり、
    涙が出そうなぐらい感動しました。

    でも静かにともすあかり、
    ゆっくり溶けていく「ろうそく」
    いまは実生活の中で
    使うことがほとんどないので、
    小さいお子さんには、
    自分が歳を重ねていくという生涯も
    わかりづらいかもしれません。

    でもその時すぐに、
    わかるかどうかよりも、
    こういう温かい心に響く作品は、
    お子さんをひざにのせて、
    ゆっくり読み聞かせてあげたいし、
    大人の方にもオススメしたい絵本です。

    投稿日:2015/09/02

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  • 読後、なんて言葉に力のある作品なんだろうと、奥付を見るとやはり詩人さんでした。

    一人の女性の人生に寄り添った1本のろうそく。
    電燈のない時代に生まれた女性の誕生を喜び、大切な夜に灯された女性の母親手作りのろうそく。
    こころにやさしいあかりがともりますようにという願いが込められ作られたろうそく。

    時に、ほほえみ、なぐさめ、あたため、もっぱら聞き役に徹し、一緒に悩んだり迷ったりしながら寄り添ってくれたろうそく。
    この後 女性の新しい家族を照らし、大切な時を照らし、ろうそくは小さくなって行き、夜でも明かりがこうこうと得られる時代になると、ろうそくは、・・・・・・。

    月や海を照らす灯台の灯りとわが身を比べ、ちっぽけだといつも力不足を悔やむろうそくに、そうじゃなかったんだとおばあさんになった女性が語り掛けるこころの いちばん おくまで そっと とどく″あかりという言葉にグッと来ました。

    だいじに おもってくれる ひとがいた  うまれてきて ほんとうに よかった″というろうそくの最後の言葉も忘れられないものになりました。

    このろうそくのように、我が子に寄り添えるのが親としての理想かもしれません。

    投稿日:2015/08/29

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