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まちんと」 みんなの声

まちんと 作:松谷 みよ子
絵:司 修
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1983年08月
ISBN:9784034380109
評価スコア 4.81
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みんなの声 総数 20
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  • 語り継ぐことの大切さ

    子育てをしていても、福島の事故以来頭の片隅から放射線の不安は消えることがありません。

    放射性物質がどのぐらい拡散しているのかの総量はまだわかってはいないこともあります。

    この絵本のことは知っていました。戦争の本をどの時点で息子に読んでいいものかと思っていたのですが、

    福島の事故があり、四年生の教科書には『一つの花』が掲載されていて、この絵本も紹介されていたので、この夏休みに読んでみました。

    息子が絵を見て、「原爆って怖いの?」と聞くので、威力の大きいものであれば、金属でさえも粒、粒子になってしまうこともあることを説明しました。

    さらに息子が「原爆の破壊力ってすごいのかな?」と聞くので、「今回の福島の事故は原爆10個分とも言われてるよ」と言いました。

    テレビで被爆しした方の言葉を聞いたことがあります。まるで地獄絵図のようで、あの時の叫び声が今でも消えることはないと。

    この絵本に出てくる女の子は、まだ3歳です。このような小さな女の子にも容赦なくふりかかる原爆のこわさ。

    戦争・原爆のことが風化していく中で、今回の地震と原発事故がありました。

    津波の怖さ、放射能の怖さ、すべてを風化させずに、次の世代へ語り継いでいく大切さを今ほどひしひしと感じていることは、今までにはありませんでした。

    繰り返し繰り返しこのことは伝えていかなくてはいけないことだと思います。

    気付いた大人が死ぬまで忘れずに伝え続けていくことが、今とても大切だと思えます。

    投稿日:2011/08/01

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  • 美しい絵

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    平和を考える絵本として紹介してあったので図書館で借りてきました
    司さんの美しくやさしいタッチの絵が、原爆の場面で大きく激しく変わります
    それは見ているものの、気もちに恐ろしさと、怒りを感じさせるように・・・

    あの恐ろしい原爆で一瞬のうちにどれだけの尊い幼い命が奪われてしまったのか
    少ない文章ではありますが、語りかけるように進むお話に、女の子の悲しみが残りました

    投稿日:2011/05/07

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  • 幼い子供たちにも伝えるべきこと

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    図書館で目について読んでみました。
    戦争のお話だったのですね・・・・。
    広島に原爆が落とされた日のことを、3才目前の女児の様子を中心に描かれています。
    言葉少なめですが、その壮絶な光景が、鮮やかな赤と黒とともにページ全体に描かれていて、大人の私でも息を呑みました。

    絵本のあとがき(だったかな?)では、“3〜4才の子供が読んでいる”との記述がありましたが、まさしく4才と3才の私の息子たちには、まだ読んでやる勇気が出ませんでした。
    教えなくてはいけないことだと分かってはいるけど・・・自分の中で、説明の仕方を熟考してから、そろそろ戦争のお話もしてあげるべき年齢にきたのかな。
    難しいことまで理解できなくても、我が子たちと同じくらいの幼い子供が多く犠牲になった原爆という兵器の恐ろしさを。ぼんやりとでも、伝えていかなくてはと思いました。

    投稿日:2011/04/28

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  • 平和への思い

    原爆で死んだ少女。
    トマトを待ちわびながら死んだ少女。
    日常の生活と、それを一変させた原子爆弾。
    トマトを待ちわびながら死んだ少女。
    日常の生活と、それを一変させた原子爆弾。
    トマトがとても象徴的に悲しみを訴えていると思います。
    日常と地獄の落差の表現。
    平和の象徴としての鳥。
    とても素晴らしい絵本です。
    言葉少なに、絵に込めた思いに圧倒されます。
    1978年に出版された絵本だそうですが、1983年に大型本として改定されました。
    その際に、2場面を加えたと言います。
    それは、現代も飛び続けている鳥。
    そして現代の大都会の風景。
    平和への思いを現代に伝えたいという、松谷みよ子さん、司修さんの強い思いを感じました。

    投稿日:2009/07/28

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  • いつまでも語り継ぐこと

    • くるりくまさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子8歳、女の子5歳、男の子2歳

    もうじき3歳になる子が原爆に遭い、トマトを食べて「まちんと まちんと」と言いながら死んでいったお話。

    ちょうどうちの子供がこの主人公の女の子と同じ年。
    それで、ぐぐーっとお話に引き込まれ、もしこの子の上に原爆が落ちたら・・・と、とても考えさせられました。

    文章は少なく、苦しかった、大変だったなど説明はされておらず、淡々としています。
    だからこそ、読む側がじっくり考え、想像することができます。

    原爆を落とされた唯一の国である日本の子供たちみんなに、この絵本を読んでほしい・・・そう思える絵本です。

    投稿日:2009/07/09

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  • いつまでもいつまでも

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    それほどページ数も文字数も多くないのですが、戦争の残酷さが痛いほど伝わってきます。

    ここに登場する小さな女の子は、もうすぐ3歳。
    ちょうど娘と同じ頃です。
    今、私たちは何不自由なく平和に暮らしていますが、この時代、この場所にいたらと思うと、恐ろしくてなりません。

    一面の焼け野原、降り注ぐ黒い雨、まるで映画の世界のようですが、まぎれもなく実際に日本で起きた出来事。
    同じ過ちを繰り返さないためにも、白い鳥がいつまでも飛んでいるように、この絵本がいつまでも読み続けられていけばと思います。

    投稿日:2009/03/11

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  • 子どもたちに伝えたいこと

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    どうしても、この時期に読みたくて、図書館から借りてきました。

    「まちんと(もうちょっと) まちんと」
    広島で原爆に遭い、トマトを欲しがりながら、死んでいった小さな女の子の話。

    司修さんの絵は、はかなげで美しく、
    松谷みよ子さんの文は、淡々としていて余計なことは語らない。
    だから、なおさら、心に響きます。

    今年1月、丸木俊さんの展覧会で、「戦争はやだね」と何度もつぶやきながら、「原爆の図」をちゃんと見れた次女。
    「悲しい絵本は嫌い」と言いながらも、ちゃんと最後まで聞ける年になりました。
    先日、担任の先生も『かわいそうなぞう』を読んでくださったらしい。

    実体験のない私たち親世代が、戦争のことを伝えようと思うと、難しいけれど、絵本の力を借りれば、なんとか伝えられるはず。

    おるがんさんや、ちうやかなさんのように、学校でも、多くの子どもたちに、ぜひ読んであげたい絵本です。

    昨夏、広島に行き、平和記念式典に参加してきた長男にも、手に取ってほしいなあと思い、返却日まで、リビングの目立つ所に飾っておこうと思います。

    投稿日:2008/08/11

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  • 戦争の恐ろしさを子らに

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    昭和20年8月6日に、広島に原子爆弾を落とされた時のお話。何の罪もないもうじき三つになる女の子が犠牲になった。そして、トマトを「まちんと(もう少し)。」食べたいと、何度も言いながら死んでいった。
    幼い子どもたちに、どう戦争の恐ろしさを伝えればいいのか、難しいことだが、繰り返し読むことで、その気持ちが少しずつわかってくるような気がする。
    その子は鳥になり、今も「まちんと」と言いながら、空を飛んでいるという。戦争が終わり、随分時間はたっているものの、今も世界のどこかで、こんな恐ろしいことが起こっていることもあわせて考え、世界中の子どもたちに平和が訪れることを願いたい。

    投稿日:2008/05/16

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  • 戦争・原爆のお話

    こういう平和の絵本はまだ娘には幼すぎると思い、私一人で読みました。絶対に子どものうちに一度は読んでもらいたい絵本です。小学校中学年以上の方が心に伝わるのではと思います。私は子供の頃にこの絵本には出会えなかったのですが今、母となりこの絵本に出会い初めて読んだ時に涙が込み上げてきました。子どもの時に読んでいてもそこまで感情が揺さぶられることはなかったかもしれません。だから子どもだけでなくてお母さんにも是非読んでもらいたい。そして子どもにも読んであげてほしい一冊です。

    投稿日:2007/11/11

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  • 夏休み前に・・・

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子10歳、男の子7歳

    6年生で読みました。
    真剣に聞いてくれました。
    原爆の怖さ・悲惨さを、短い文章ですが
    よく伝えていると思います。
    8月6日にちょっとでも思い出してくれたらいいな〜。

    投稿日:2006/07/20

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