「コミック版 世界の伝記(30) 夏目漱石 」 みんなの声

江戸という閉鎖的な時代を終え、新しい時代を生きる人々の中で、古い考えにとらわれ過ぎず、考え、進んでいく人々の姿が、とてもよく伝わってきます。
その中で同じように苦しみ、友人達と切磋琢磨し、時代を切り拓く努力を惜しまなかった漱石の姿が、ある意味私達と同じように等身大にも見え、共感出来ました。

現代日本文学の礎を築いた大文豪、夏目漱石の生涯を漫画
で描いた伝記本です。
漫画ゆえに小学生でも手に取りやすく読みやすいのもまた魅力ですね。
伝記本というと、歴史上の人物や誰もが知る発明家や科学者が多いですが、夏目漱石、新鮮にも感じました。

みんなが知っている夏目漱石の伝記です。
漫画なので読みやすいですね。
漱石のなんでも突き詰めて考えてしまう性格や幼少時にたらいまわしにされた複雑な家庭事情等がかかれています。周囲にも正岡子規等、才能にあふれた友人たちが集まります。
「吾輩は猫である」をかいてからは「猫先生」と呼ばれるなど親しまれていたんだなと思いました。
いろいろなことが夏目漱石の作品の糧になったのでしょうね。
好きなことを仕事にでき、周囲がそれを喜んでくれるのはうらやましいです。