レオニ作品にしては、わかりやすいテーマの作品です。
明るい色合いで貼り絵の仕上げもとても綺麗でしたので、
いつも図書館で借りてばかりでしたが、レオニさんの絵がお気に入りの4歳の息子に購入しました。
人間に疎まれて暮らしてるねずみのアレクサンダ。
ある日、同じねずみの形をしてるのに人間にかわいがられてるぜんまいのネズミと出会います。
アレクサンダは、姿を変えてもらうまほう使い?のトカゲの存在を知って、おもちゃにしてもらおうと思うのです。
しかしある事件がおこって、アレクサンダの出した結論は違う方向に・・。
勇気を持ってお願いに行くアレクサンダーが素敵でした。
妬みの感情、人間の勝手さ、相手のために行動すること、友情のあり方、
おもちゃは捨てられてしまうけれど、本物は主体的に生きられるんだな
ということなど、
短いお話の中でいろんなことをこちらに投げかけています。
息子は、まだまだお話の訴えてるテーマの半分くらいしかわかってないと思いますが、何度も読み聞かせてあげたいです。