「ぼく みなしご」(涙)ではじまるので、娘は「みなしごって何?」「ひとりぼっちなん?」とドキドキ。読んでいくうちにお芝居だと知ってほっとするんですが。
娘はいろんな真似をするオリバーくんに感心していました。特におすまし顔でいろんな鳥の真似をしているページとお医者さんごっこのおもちゃでお芝居するページといろんなお芝居の勉強をするページがお気に入りでした。
パパはお医者さんと弁護士ごっこのおもちゃを、ママはお芝居の勉強をさせ、それぞれに期待をかけます。
オリバーくんはどれもちゃんとやって、パパもママも喜ばせます。
でもおおきくなって、オリバーくんの選んだ職業は・・・
親の方が考えさせられた絵本でした。
親がいいなあと思うものに子供を導いてしまいがちですが、子供が得意そうな分野にレールは引いてやっても、強引に走らせてはいけないなあと思いました。子供自身が自分の意志で前へ進んでいかなくっちゃね。オリバーくんの様に自己決定できる子になって欲しいなあ。