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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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なんにもできなかったとり」 みんなの声

なんにもできなかったとり 作:刀根 里衣
出版社:NHK出版
税込価格:\1,650
発行日:2015年07月10日
ISBN:9784140361207
評価スコア 4.04
評価ランキング 27,289
みんなの声 総数 24
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24件見つかりました

  • 工夫できている

    何をやっても他のきょうだいのようにはできなくて、何もできないと落ち込む一羽の鳥のお話です。

    確かにどのページでも失敗しているけれど、でも、たくさん考えているし、工夫もできていると思いました。
    最後には花々のために一本の木になってしまいましたが、たくさん考えられることや工夫できることに気が付いていたら、また違った結末になっていたのではないかと思いました。

    投稿日:2023/12/22

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  • もやもやした気持ちに

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、男の子8歳

    刀根 里衣さんの絵本は、色遣いが美しく、
    1ページずつが一つの額に飾りたくなるような絵で
    好きです。

    正直、この絵本は
    思っていたよりも切ない結末で
    もやもやした気持ちになりました。

    でも、努力が必ずしもすぐに報われるわけでもないし、
    こんなふうに、存在そのものが
    何かの役に立ち、その後のだれかを
    幸せにすることもあるんでしょうね。

    でも、小さい子にはちょっと難しいと思います。

    投稿日:2023/07/01

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  • 素敵なお話だけど寂しいお話

    この本はとても絵が美しくて見入ってしまうのですが、なんにもできなかったとり。必死で頑張っている姿に胸を打たれます。でもとっても優しくて、最後には何だか美しいけれど私はちょっと見て居られない位かわいそうになってしまいました。こんなになってしまうまで他の生き物のために尽くせる事って有るのかなって。
    最後は凄く美しいのですが、この鳥がこれで良かったのかちょっと悲しくなってしまいました。他の生き物や鳥達はこの結末で喜んでいる気がしましたが、何だか私は凄くかわいそうな気持ちになりました。
    涙が出てしまうお話でした。

    投稿日:2022/12/15

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  • 生きることの意味を考えさせられる

    幻想的で穏やかな気持ちになれる絵本です。

    なんにもできなかったとりのことを読んでいるうちにいつの間にか、自分自身に照らし合わせて読んでいた自分がいます。

    みんなができることができないと嘆くとり。
    皆と同じようになるために一生懸命努力して、鳴けない代わりに楽器を使ったらどうか?登れないかわりにはしごをつかったらどうか?飛べない代わりに風船をつけて空をとんでみたらどうか・・

    色々と頑張ります。

    でも最後は、皆行ってしまって・・ひとりぼっち。

    命ある限り、生まれながらに障がいを抱えている場合もありますし、人が出来ることが自分には出来ないことも多いです。

    でも、そんな事実を受け止めながらも、何か人の役に立てることがあるはずだということに気づかせてくれます。

    綺麗な花を咲かせるために守り続けて春が来たシーンは、もしかしたらとりさんは命が消えたのだなと感じさせる描写があります。

    でも、生きた軌跡がしっかりと残されていると感じさせられる最後の緑と花の2ページは圧巻でした。

    素敵なイラストに是非癒されてみてください。

    投稿日:2016/11/27

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  • 大人向けかな?

    可愛らしいイラストでありながら、テーマがとてもしっかりとしていて驚きました。
    どちらかと言うと大人向けの絵本かと思いますが、絵を眺めているだけでも、満足できるくらいに素敵です。
    優しく語りかけてくれるような、自分へのプレゼントにしたい1冊です。

    投稿日:2015/11/11

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  • まさに今の私です・・。

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子14歳、男の子11歳

    久しぶりにナビに来て、最近一番お気に入りだった刀根さんの新作が出ているとして早速ためし読みさせていただきました。
    「自分にできること」というテーマがガツンと心に響いてきました。なぜなら私が久しぶりにナビに来た理由は、闘病中で入院していたからです。今まで中途半端だった自分に残された人生で何ができるだろうか、何か役に立てるだろうかと、私自身が自問自答していました。
    私との何気ない会話に元気が出たと言ってくれる人たちがいることに気づきました。

    インタビューページで刀根さんはこの本を挫折していた時に書いたとおっしゃっていますが、
    私も、今のタイミングでこの本に出会えたことをうれしく思いました。
    子どもには難しいテーマだと思いますが、何かに躓いたときにきっとそれぞれの心に響く一冊だと思います。

    投稿日:2015/10/19

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  • 誰かのために何かはできる

    とても美しい絵にうっとりさせられました。

    本の題名のとおり、兄弟のなかで唯一なにもできない、努力してもなお満足にできない、できそこないの鳥が主人公。

    鳥が自分には何もできないんだと途方に暮れていた時、自分にできることを見つけます。

    それは自己犠牲をともなう誰かのためにできること…

    何かの能力が人と比べて劣っていたとしても、誰かの力になれるんですね。
    「誰かのためにしてあげたい」と思える心があれば。

    逆にどんなに様々な能力に長けていても、「誰かのために」という気持ちがなければ、誰の手助けにならないのですね。

    学ばされました。

    小さいお子さんには難しいかもしれませんが、とても美しい絵ですし、深くはわからなくても、何か心に残るのではないでしょうか…

    投稿日:2015/08/11

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  • 読んでいてだんだん辛くなって行きました。
    「比べないで、比べないで!比べなくていいんだから」って、声をかけたくなりました。
    なんにもできないとりは、なんにもできないと落ち込みつつ、自分にできることに気づき、・・・・・・。

    あ〜、やっぱりそういうことになったかと、安心しました。
    が、えっ えっ え〜〜〜っ!
    自分の命と引き換えに、何事かをなすというのは、だれにでもできることじゃない。
    なんて尊い心を持ったとりなのでしょう。
    最後の見開きの最後の一文が私を納得させてくれました。

    投稿日:2015/07/26

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  • 最後のページに胸が熱くなりました

    ボローニャ絵本展での彼女の特別展を見て以来のファンです。その時に淡い色使いの表紙に惹かれてイタリア語のこの本を購入しました。
    言葉ははわかりませんでしたがページをめくっていくうちに花たちを一生懸命守る小鳥の姿ににジーンとしてきました。どのページの絵も素敵ですが最後の絵は圧巻でした。そばにいつも置いておきたい絵本です。この度日本語版が出てとても嬉しいです。

    投稿日:2015/07/22

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  • ナビさんからポイントで購入した
    「ピッポのたび」は
    息子に取られてしまいました(笑
    とても、気に入ったようなのです

    絵も、内容もどうも惹かれるところがあるようです

    今回は、全ページためしよみ♪
    を読ませていただき・・・

    ん?
    しっぽに花?かな???

    これが最大のヒント!?なのかも

    自己否定の場面が続きます
    兄弟と比べちゃうよね
    おかあさんは、何も言ってないのかなーが気になるのですが
    兄弟も助けてはくれないのね

    ちょっと辛い・・・

    でもー
    誰かのために
    自分が出来ることがあると
    自分の存在価値がわかる

    でも、このとりさんは・・・

    絵がとても素敵です
    実物を見てみないと!!

    子ども向けというより
    思春期の子とか
    やっぱり大人かな

    「心」を考える時
    自分にご褒美をあげたい時とかにいいかもしれませんね

    とにかく、絵が、色使いがとても素敵です

    投稿日:2015/07/19

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