「まこちゃんのおたんじょうび」 みんなの声

３歳の誕生日にもらったプレゼントを、まこちゃんは惜しげもなく困っている動物たちに貸してあげます。
読んでいる親（私）は、「え〜、それも？！」って思ってしまいますが、まこちゃんはそんなことお構いなし（笑）
聞いている子どもたちは、「よかったね」「嬉しそうだね」と一緒に喜んでいます。
貸す側も貸してもらう側も「嬉しい」という気持ち。
本当の優しさとは何か・・・私が考えさせられてしまいました。

最後のパーティーの場面は、読んでいる私たちも参加している気分になります。
ほんわか温かな気持ちにあふれた絵本です！

幼い女の子がちょこっと落書をしたような
シンプルにシンプルに描かれた絵をかく、にしまきかやこさん。

お話があたたかい所もお気に入りです。

お誕生日当日のまこちゃん
ママやパパおじいちゃんのばあちゃんから頂いた新しいブーツ、マフラー、帽子、手袋を見につけて森を歩いていると・・・

まこちゃんのやさしい気持ちに、森の動物達もこたえます。

みんなのやさしい気持ちがつまったお誕生日のケーキの味は
きっととっても美味しかったでしょうね。

なんだか素朴なケーキを焼きたくなる絵本です。

我が家は上の子が2歳半の時にお兄ちゃんになったのですが、今まで自分ひとりで独占してきたものを妹に貸すのが嫌で嫌で、お兄ちゃんの物を少しで触ろうものなら大変でした。そんな時に出会ったこの本。
お誕生日に貰った大切なプレゼント。でも、森の動物たちが困っているのを見てどんどん貸してあげてしまいます。その度に、「まこちゃんは優しいね〜」とまこちゃんを褒めていたら、ある日突然、「僕も貸してあげるよ」と。あれだけ物を貸すのが嫌だったのに。
今も度々貸す、貸さないの喧嘩はありますが、以前とは比べ物になりません。お兄ちゃんがちょっと成長するきっかけになった絵本です。

娘の３歳の誕生日に贈った本です。♪あかいぼうしは　じいじから　あかいマフラー　ばあばから　あかいてぶくろ　パパからよ　あかいブーツは　ママからよ♪　娘といっしょに歌いながら、まこちゃんの誕生日の１日を楽しみました。心のやさしいまこちゃんは、行く先々で出会うどうぶつさんたちに、誕生日プレゼントの帽子や手袋を１つ、また１つと貸してあげます。娘は、その度に、「まこちゃんのがなくなっちゃうよ。まこちゃん、さむそう。」と、まこちゃんを気遣います。相手のことを思うやさしさを育ててくれる本ですが、まこちゃんを思う娘の気持ちもまた、思いやりなんだな、と娘の成長をうれしく感じました。

娘のお誕生日には必ず読んであげる本です。

冬に３歳の誕生日を迎えたまこちゃんが、外で出会った動物たちに、おじいちゃんたちからもらったプレゼントを１つずつあげてしまうのです。
そして最後には、家に帰ったまこちゃんのところに、動物たちがお礼をもってやってきて・・・という絵本。

にしまきかやこさんのやさしいイラストと、プレゼントの品物に使われている赤がすごく印象的な本です。

娘は、どんどん動物たちにおしげもなくプレゼントを渡すまこちゃんのやさしさに驚いているみたいで、いつも「また渡しちゃっているよ〜」と言っています。

あと最後に出てくるケーキもおいしそうですよ〜。
おたんじょうびに、より暖かい気持ちになれると思います。

誕生日にもらったプレゼントを、会う動物たちに貸してあげるまこちゃん。貸してもらった動物たちは、とっても温かそう。。でもね、そりゃそうですよ☆だって、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんのまこちゃんへの優しさと、動物さんたちに対するまこちゃんの優しさが詰まってるんだから♪動物たちはきっと、そんな優しさに、心がぽかぽかしたんじゃないかな♪
ちなみに、あげるのではなくて、＜貸す＞というところが私は好きです。だって、いくら寒そうでも、寂しそうでも、せっかくもらったプレゼントをあげるのはね！笑
繰り返しのお話とかわいい動物が出てくるのが、みんな大好きなようです。繰り返しの部分に、メロディーをつけて、読んでみるとより、楽しい気持ちで読めますよ！

西巻さんの作品は、いいものがたくさんあることはずっと前から知ってはいましたが、絵が好みじゃないんだよなあ・・・、となかなか手に取らずにいたのですが、「私のワンピース」を図書館で借りて読んでから、次女がホントに大好きになっちゃったので、他の作品もと思って読みました。
「ラララン　ロロロンのうさぎさんだあ」と次女が言ううさぎがでてきて来れまた大うけ。3色の色選びが女の子チックでかわいかったです。

こんなにたくさんの冬の装いをパパママ、おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントされたまこちゃんはきっと冬生まれなんでしょうか。
娘は２月生まれで３歳になったばかり。
とてもタイムリーな選本でした。
まこちゃんは身に付けたマフラーや帽子を
出逢った動物たちに惜しげなく貸してあげるんだけど
まこちゃんのそんな優しさでとても楽しい誕生日パーティになる
ほのぼのとしたラストに娘はニコニコ。
なんとなく私としては｢かさじぞう｣を連想してしまったお話です。優しい心で人に接することの大事さを覚えて欲しいです。
でも必ずしもこの絵本のように何かごほうびがあるわけではないですけどね（＾＾ゞ

人助けをすると、感謝が返ってくる。そんな優しさを描いた本。
私としては、できることなら最後に動物達がお返しを物でくれるのではなく、ありったけの言葉でくれるだけの方がよかったかなぁと思いました。
読み聞かせる側が、物としての繋がりではなく、心と心の繋がり・お礼なんだと考えながら読むのがいいかなぁと思ったのですが、「わらしべ長者」のように物々交換のお話は昔から後を絶ちません。考えすぎかな。

偶然３歳のお誕生日時分に読んだ娘は、最後の皆がプレゼントを持ってお家にくるシーンが好き。
温かい内容そのままに、穏やかに挿絵を指差しては「クマさんはなにを持ってきたの？」と会話が弾みます。

「あかいぼうしはおじいさん　あかいえりまきおばあさん　あかいてぶくろおとうさん　あかいブーツはおかあさん」さっそく身につけておでかけです。とっても素敵な自慢のプレゼントなのに途中で出会う動物たちに貸してあげます。
すごくやさしくかわいい主人公。読んでいるだけでほんわかしてきます。そしてクレヨンで書いたような絵もとてもいい感じ。まこちゃんのやさしさを引き立ててくれます。「あかいぼうしはおじいさん　あかいえりまきおばあさん・・・」のリズムもとてもいいです。読みやすいのでこどももいっしょに読んでくれました。