小学生の頃、童話を読み、そして映画も見ました。
でも、正直、おもしろいと思ったことはなかった本なのですが、
大人になってから読んでみるとなかなか深いものがあり、
我が子にもいつかは読んでもらいたい本の一つではあるのです。
となると、我が子にはいつ読ませるのがよいのだろうか、
ということが次の悩みです。
大人になって、何となくこの漫画版を手に取り、
読んでみて、概ね合点がいきました。
子どもにはわからない。
というのが結論。
漫画にすれば、アニメにすれば、
子どもに理解できるかという話ではなく、
きっと誰もが大人になれば、理解できるようになるのでしょう。
「死」という概念は、
子どもには理解し難いというか、
したいとも思わないこと。
ただただ暗く、重たい話にしか思えないのです。
漫画なら子どもにも理解できるのかなと思ったけど、
読ませようとは思わなくなりました。
しかし、童話を読んで、私が理解したこと、と、
漫画の作者が理解したこと、
若干の違いが読み取れたのは収穫でした。
人によって文章からイメージするものは違うんだな。
それはそれでおもしろいことです。