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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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100まんびきのねこ」 みんなの声

100まんびきのねこ 作・絵:ワンダ・ガアグ
訳:石井 桃子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1961年01月
ISBN:9784834000023
評価スコア 4.12
評価ランキング 26,685
みんなの声 総数 75
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75件見つかりました

  • ☆謙虚な姿勢が大切だよ、ということかな☆

    • k7さん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子6歳、男の子2歳

    この本を読んで感じた印象は、人格がある人ほど謙虚なのだよってことを作者は言いたかったのかなあと。

    最後にものかげに隠れていた自称「みっともないねこ」は、おじいさんが猫たちに「いちばんきれいな猫は誰?」の問いに対して、自分をキレイな猫だなんて思わないから名乗り出なかった。
    多くの猫は私が一番キレイな猫だ!と名乗り出てお互いに蹴落としあいの争いが起こり消えていなくなってしまう。最後に残ったのは争いに巻き込まれなかった子猫一匹。

    作者は、世の中は謙虚なものが生き残り、根拠もなく大きくふるまう人は知らず知らずのうちに恨みや妬みをかい(例えば職場や友人関係などの中で)心の争いに巻き込まれて引きずり降ろされるのですよ。と言いたかったのかなあと思いました。

    でもこれを子供に理解させるのは難しい。この先子供が大きくなっって人間関係につまずいたとき、ふとそういえば、あのお話し!と思いだしてくれて、解決のヒントになってくれるときがくるのを願います。

    投稿日:2018/01/30

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  • ねこを飼いたいのはいいけれど…

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    おじいさんとおばあさんがねこを飼おうとします。
    ねこを飼いたいのはいいけれど、このねこの数の多さにはびっくりです。
    そしてどのこもかわいいから選べないというのも分かる気がします。でもさすがにこの数は…ねえ?
    おばあさんに指摘されるまでエサのことは全く考えていなかったおじいさん、いいですね(笑)。ねこのかわいさの前にやられてしまったのね。
    このたくさんのねこたちがどうなったかというところではちょっと「えっ!?」となりましたが、子供は気にする様子はありませんでした。大人のほうが反応してしまうかな。

    投稿日:2016/07/04

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  • ブラック

    ねこが100万匹も登場するなんて、ネコ好きにはたまらないお話だな〜なんて呑気に読んでいたら、途中からの展開に驚愕させられます。
    スズキコージさんを彷彿とさせるような、ちょっと不気味な絵と、ぞっとするブラックなお話。
    万人受けする内容ではありませんが、何だか気になって何度も読み返してしまいます。

    投稿日:2016/06/06

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  • いろんな解釈ができる

    • なつえさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳

    長く読み継がれてきている…と知って、図書館で借りてきました。

    自分でぱらぱらとめくっていた娘は、黒一色の絵を見てひるんでいました。
    怖がりで、『暗い=怖い』と感じる娘の抵抗を取り去ろうと、「ねこちゃんがいっぱい出てくる絵本読もうよ」と明るく誘い掛け、明るい気持ちで読み聞かせしました。

    …というのも私自身、表紙を見て、中身を見て「怖い」と思ってしまいました。
    読み聞かせするべきかどうか悩んで、ここで皆さんのレビューを読んだり他のサイトの感想などを読んで、「こういうのもありかなあ」と読み聞かせしてみることにしました。

    絵は暗いものの、描かれているものは明るい表情や風景。ねこを次々拾っていく話はユニーク。楽しい雰囲気で読みました。だけどラストは…どう読もうか迷いました。

    そこで私なりに、こう考えてみました。
    実はこれは、おじいさんとおばあさんが誰かに語った作り話。
    拾ってきた(みすぼらしい)ねこを、例えば遊びにきた孫に「なんでもっとかわいい猫を拾ってこなかったの?」と指摘されて、「ばかいっちゃあ、いけないよ!この猫をひろってきたのにはこんな理由があったんだよ。いいかい…」と話し始める。

    幼い子供でもこれだけ大量の猫がでてきたら作り話だとわかる。
    聞き手が「嘘だあ!じゃあその一ちょうひきの猫は今どこにいるのさ?」と言い、にんまり笑ったおじいさんが「それがね、食べっこしちゃったのさ」とオチをつけるような。

    聞き手の子どもが「うそだあ〜!きゃはは」と笑うのが想像できる。

    いける。これなら楽しい雰囲気で読める!と、最後まで楽しく読み聞かせしました。
    (あくまで私の頭の中での話で、実際には本文に忠実に読みました。)

    読み聞かせた結果、娘はもう一度とは言いませんでした。
    私も意見もなにも言わず、さらっと読み終えて図書館に返しました。

    読んだことがないと手に取りづらい絵本に思えたので、読み聞かせしてよかったと思います。
    何年後かに、娘が図書館等でこの絵本を見つけたとき、「読んだことがある」と気づいて手に取ってくれたら…この絵本について意見を語り合いたいなと思いました。



    他の方も書かれていましたが、何度も繰り返される長い長い言葉「とても としをとった おじいさん(おばあさん)」や、「ひゃっぴきの ねこ、せんびきの ねこ、ひゃくまんびき、一おく、一ちょうひきの ねこ」というのには正直…。原文に忠実に訳されているのでしょうか。素人考えで恐縮ですが、読みながら必要ないなあと思ってしまいました。(だいいち題名は『ひゃくまんびきのねこ』ですもんね?)

    投稿日:2016/03/30

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  • 後を引く内容でした。

    猫好きの私。
    タイトルと、レトロな絵に惹かれて、読み始めたのですが
    100まんびきどころではない、1兆びきの猫が集まる丘の絵が
    猫ちゃんで埋め尽くされていて、まさに圧巻でした。

    ところが、1匹だけ連れて帰る予定が、どの猫も可愛くて、結局
    全部の猫を連れて帰ってしまうおじいさん。

    でも、とてもではないけど
    そんなに沢山の猫を家で飼うことは出来なくて
    家で、二人悩む、おじいさんとおばあさんですが
    ある時シーンとなり
    不思議に思って、外に出てみると猫が居なくなってしまって

    そんな時に言った、ほのぼのとした、おじいさんの
    「たべっこしちゃったのかねえ」の一言に
    かなりの衝撃が走りました。

    え〜〜〜!!!

    最終的には、謙虚な猫ちゃんを引き取るのですが・・・
    どうしても、1兆匹の猫が、たべっこしているシーンが
    (絵本の中には出てきません)
    頭をグルグルよぎって
    色んな意味で印象的な一冊になりました。

    子供達は、そんなに怖がらずに聞いていたようです。

    投稿日:2014/12/11

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  • モノクロの挿し絵だけれど

    子供のいない年老いた夫婦がねこを飼おうと、ねこがいっぱいいる丘にでかけていきます。
    「ひゃっぴきのねこ、せんびきのねこ、ひゃくまんびきのねこ、一おく 一ちょうひきのねこ」と繰り返されるフレーズがこどもたちはとても気に入ったようです。
    大人としては、おじいさんの行動にちょっと納得できない部分もあったり、ネコ同士が食べあってしまうというのもちょっと怖いのですが、子供には大人気。
    モノクロで描かれた一見地味な挿し絵なのですが、躍動感があって、スケールが大きいのです。たくさんのネコが描かれるシーンは、すさまじい迫力です。

    投稿日:2014/09/12

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  • 絵が素敵

    4歳次女が幼稚園で借りてきました。ページを開くとモノクロの世界。白と黒で描かれてる世界が素敵です。

    猫をほしがるおばあさんに、おじいさんは1匹だけを選べず、100万匹の猫を連れて帰るのですが、「1番きれいなのは?」というとみんなが手を挙げ・・・。でも、最後に1匹だけ残った猫は…。謙虚さの美しさのようなものをこの絵本から感じました。良かったです。

    投稿日:2014/01/18

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  • 突っ込みどころ満点の絵本です

    5歳の息子に読み聞かせ。
    おじいさん、猫取りすぎ!優柔不断にもほどがある!と
    内心思いつつ読み進めました。

    余りの数の猫に驚くおばあさんに
    そりゃそうだ!とこれまた心のうちで突っ込みを入れ(笑)

    100万匹の猫の争いを嘘でしょ〜食い荒らそうの??と
    これまた驚きました。

    息子は真面目に聞いていましたが
    母の私は突っ込みどころ満点である意味驚いた絵本です。
    最後に残った一匹は謙虚な痩せ猫で・・・
    やっぱり謙虚さって大切なんだとしみじみしました。

    投稿日:2013/12/12

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  • ワンダ ガアグは、アメリカの作家。見開きの絵がおしゃれだなあ。
    この絵本が白黒なのはいい。いろんな色の猫が出てきて、こんな猫かなって、自分で想像しながら、読み進めていくことができるから。
    猫たちが、けんかを始めて、食べっこしてしまったのには、ドキッとした。そして一匹だけ生き残った、やせこけた猫。無欲の勝利。
    この猫とおじいさんとおばあさんの幸せそうな絵がまたいい。

    投稿日:2013/11/28

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  • むかしあるところに・・・
    昔話のはじまりにひきこまれました
    石井ももこさんの訳もいいですね

    絵が白黒でレトロなところもねこがひゃくまんびきの描き方もすごいな〜

    おじいいさんとおばあさんの人柄がいいんです
    おじいいさんのおひとよしさ おばあさんのいさぎよさ 現実をしっかり考えているところ すきですね〜
     
    おじいいさんが 百万びきのねこを連れて帰ったときのおばあさんのいった言葉
    なるほど  賢いおばあさんですね

    百万匹のねこたちは みんな自分がいちばんきれいと主張するところ
    そして争ってみんな食べ合うなんて このおろかさ
    人間の愚かさを比喩しているのかも

    争いの嫌いな おじいさん、おばあさん

    オチが良いですね
       
    一匹のほねとかわばかりに やせこけた ねこが草に隠れていたんです
    このネコがなぜ 食べ合わなかったのか?
       
    作者のいいたかったことをこのネコが話してくれているようです

    おじいさんとおばあさんの幸せそうなラスト 好きです。
     ホッこりします

    そこに おばあさんの 編み物の毛糸玉で戯れるねこ おじいいさん
    なんとしあわせな平和な光景でしょう

    表紙と見開きの絵、なんて ステキなんでしょう!

    読み聞かせてあげたいお話しです

    投稿日:2013/03/14

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