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クレリア えだのうえでおきたできごと」 みんなの声

クレリア えだのうえでおきたできごと 作・絵:マイケル・グレイニエツ
訳:ほその あやこ
出版社:らんか社
税込価格:\1,980
発行日:1999年07月
ISBN:9784883301324
評価スコア 4.35
評価ランキング 15,070
みんなの声 総数 48
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48件見つかりました

  • 謎解き??のような絵本です。

    最後にクレリアは一体どこへ行ったのでしょう・・・

    その疑問は、絵本を手に取ったひとりひとりが、考える、という、ちょっと不思議な絵本です。
    答えは、ありません(たぶん)
    そこが、面白いのですね。

    子供に読む前に、私が先に目を通しました。
    ”きっと、どこかでさなぎになって、ぶら下がっているのかな”・・・というのが、私の考え。
    子供の発想をワクワクしながら、読みました。
    「えっ??つぶれたんかな?死んだん?」
    と、その結末に、ビックリしているようでした。

    マイケル・グレイニエツの本は、繊細だったり、大胆だったり、とっても好きです。

    投稿日:2006/07/21

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  • 胸がキューンとなります

    歩きつかれてとってもいい休み場所を見つけたクレリア。
    でも身体をうーんと伸ばして寝ようと思っているところに
    次々と虫たちが「私も休ませて」とやってきます。
    そのたびに身を縮めて場所を譲るクレリアですが
    なんと最後にはその姿が消えてしまいます。

    これには娘の反応があまりにも判りやすくて
    親の私も切なくなってしまいました。
    色んな虫がやってくるたびに
    「みてみて〜♪またクレリアが短くなった!」と笑いながら
    喜んでページをめくっていたのに
    クレリアの姿が見えなくなったとたんに
    寂しそうに「クレリアはどこ?!どこにいったの?!」
    と私に聞いてくるではありませんか!
    私も胸がキューンとする思いで
    「○○ちゃん(娘の名前)がもしクレリアを見つけたら、“クモさんやちょうちょうさんとかが枝を譲ってくれてありがとうって言ってたよ”って伝えておいてくれる?」と言うと
    大きく頷いた娘の姿にジーンときました。

    投稿日:2006/07/09

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  • 春ですね。

    春っぽくていいかな、と思い、息子に読んでみました。優しいクレリアは他のむしたちのために、ちぢんで、とうとう行方不明に。でも、そこで終わってしまって、正直、これがオチか?とがっかりしてしまいました。息子も「どこいっちゃったの〜?」と涙ぐんでいました。「おふとんの中にかくれているかもね。」と言ったら、「いやだよ。」と一言。クレリアにいつか会えるかもしれないと、子供にとっては、楽しみの一つとしてとらえられるかもしれないですが、私はちょっとどうかな?と思います。

    投稿日:2006/04/06

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  • それぞれのクレリア

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子6歳

    クレリアは、いもむしです。
    クレリアが木の上で休んでいると、クモやバッタ達が休みにやってきました。
    クレリアは自分の体を縮めて、寝る場所を分けてあげます。
    朝、虫達が目覚めるとクレリアはいませんでした。

    予想外の展開で終わります。
    そうなんです。この後クレリアがどうなったかは、読者任せなのです。
    絵本を読み終えたあと、話の続きを考えたりして、自分だけのクレリアを考えたらいいなと思います。
    とても奥の深い作品だと思います。
    息子は「蝶になって、とんで行ったんだ・・・」と言いました。
    人それぞれ、いろんなクレリアがいていいと思います。
    そういう事を考えるという事に意義がある気がします。

    投稿日:2006/03/08

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  • また会えるよね。クレリア

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    最後の結末を読者の想像に任せる形で終わっている、ちょっと変わった切り口の絵本で意表をつかれました。
    しかし、最後の作者の後書きが、また、読者の心を惹きます。
    いなくなってしまった主人公のクレリアを私たちに探してくださいと言うのです。そんな・・・絵本の中の芋虫なのに・・・。
    でも、そこが、子供心をぐっとつかんでしまうのですよね。もしかして、もしかしたらその辺の公園の木にいるのでは・・・という期待感、想像がムクムクと湧いてしまうのです。
    だから、またきっとクレリアに会える気がします。続編を作っていただいて、またクレリアに会いたいな。

    投稿日:2005/12/13

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  • クレリアさがしのすすめ

    何とも不思議なお話しですが、後味は決して悪くありません。クレリアに親切にしてもらったムシたちがありがとうをいいたくて、森中にポスターを貼って今も探している…。
    本当に今すぐ探しに行きたい気持ちになります。
    読み終わった後に、たずねムシのポスターを広げて見せます。そして口だけで「みんなもさがしてね…」ではなく、フェルトで作ったクレリアを探してもらいます。それも表紙のクレリアだったり、枝の上のクレリアだったり。子どもたちとはこんな楽しみ方もいいのではないでしょうか?主人公のクレリアが単純な形と色なので、簡単に作れますよ。

    投稿日:2005/11/25

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  • とっても奥が深い絵本です。

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳

    不思議な絵本ですよね?!
    ハッピーエンドを望みがちな私には、最初ピンとこなくて、何でここで終わるのよ〜?!(だって、はらぺこあおむしのように、ちょうちょになって登場するのかと思ったんですもの。)
    でも、気を取り直して、「どうやってさがすの?」「クレリアを探してみよう」(あとがき?!)も、子どもたちに読んでやりました。

    うん、姿が消えたからって、死んだわけじゃないよね?!ワープしたのかもしれないし、木の枝に何か秘密の通路があったのかもしれないし、天狗の隠れ蓑みたいなのをかぶったのかもしれないし・・・親子で想像が広がりました。
    こういう終わり方に、慣れてないだけであって、けっこう楽しめるものですね♪

    最近の出来事です。実家で妹がかわいがっていたネコがいなくなり、ポスターをそこら中に張り巡らし、無事の帰りを待っていたのですが、縁の下から冷たくなった亡骸が見つかりました。どこかで誰かにかわいがられて、幸せに暮らしてると思っていたので、ショックでした。でも、妹はかえってあきらめがついたといいます。
    クレリアのポスターを見て、とても複雑な気持ちになりました。

    みんなが、どこかで、クレリアに再会できるといいですね。

    投稿日:2005/02/23

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  • 空想と現実をつなぐ絵本

    いもむしらしきクレリアは、自分の寝場所に調度いい枝を見つけます。
    そこへ「休ませて」と次々に虫たちがやってきます。
    クレリアはどんどん縮んでいき・・・・・・消えてしまいました。
    虫たちはお礼も言えないと、クレリアを探しますがどこにもいません。
    そして、読者に助けを求めるのです。クレリアを探すポスターを添えて。

    大人の私はきっと頭が固くなっているのでしょう。
    この不思議な感覚を、心から楽しむことができません。
    子供たちは違います。何度も絵本を読んで、何度もポスターを読んで、現実の世界からクレリアを探し出そうとします。
    巻末で作者が話しているように、物語と現実の世界を自由に行き来して、
    体中でこのお話を味わっているのです。
    すごくすごく羨ましい。
    ぜひ、子供の頃に出会いたかった絵本です。

    投稿日:2004/11/29

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  • 「みどりの虫はいい虫ちゃん」

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子10歳、女の子4歳

     木の枝で一眠りしようと思っていたクレリアのところに、「休ませて……」とクモやバッタやチョウがやってきます。そのたびにクレリアは体を縮めて場所を提供してあげますが、最後には……。
     春になり、庭や畑で小さな虫を目にする機会が増えたことから、読みたいな〜と思っていた作品です。友達から緑の毛虫を見せてもらったことと、茶色い毛虫(アメリカシロヒトリ? テント・キャタピラーと呼ばれています)の撃退をした体験から、ちょうど娘の虫への関心が高まっていました。興奮気味に「緑色はフレンドリーでいい虫ちゃん、茶色いのは意地悪なの」と話してくれ、『はらぺこあおむし』以外に虫の本と言えばこれしかないと思っていました。それと、たまたま毛虫を見せてくれた友だちの名前はクレア。偶然にも語感がクレリアに似ていることから、読みながらこれはぴったり!とわたしまで興奮してしまいました。娘曰く「クレアが見せてくれた緑の虫がクレリア」。……というわけで想像した以上に、この作品は娘にとって花マルの一冊になりました。
     イラストに関しては、クレリアをはじめ登場するクモやバッタなど虫のデフォルメがかわいらしい。思わず読みながら小さな彼らのの語りに浸ってしまいます。『お月さまってどんなあじ?』でもそうですが、グレイニエツの描く動物、小動物たちってあたたかいイメージに包まれていて大好きです。そして、もちろんお話もすてき。心優しいクレリアは「にょろ」と言いながら体を縮め思いやりを分けてあげるのですが、この「にょろ」のテンポ・リズムもいいですよね。娘も好きなようで、そこではいつも「にょろにょろ……」と繰り返します。また、この絵本はすてきなポスター付き。作中に登場するポスターと同じです。この夏はこのポスターを張り出し、親子でクレリア探しに出かけようなどと思いました。

    投稿日:2004/05/29

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  • いつか会えると信じて

    • みゆっぺさん
    • 30代
    • ママ
    • 富山県
    • 男の子5歳、男の子2歳

    5歳の息子が図書館で何回も借りたお気に入りの一冊です。
    子どもにとっては、どんどん縮んでいくことが単純におもしろいようです。縮みすぎて消えてしまったことが自己犠牲の結果で、それが最終的には「悲しい」という感情には結びつかないようです。それは、純粋に「どこへいったのかなぁ?こっそりとどこか他の場所をみつけに行ったのかなぁ」とクレリアの居場所を想像して楽しんでいます。そして、自分が見つけたら森のムシたちに教えてあげようと思っているようです。いつかクレリアに出会えるかもしれないと夢がふくらんでいる様子で、深く考えながら、切なくなりながら読んでしまった私に、違った見方(考え方)を教えてくれた一冊でした。この本を読んで、世の中のすべての人たちが、子どものように純粋にクレリアの優しさに感動し、是非自分も探してあげよう!と感じることができたら、世の中はとても平和になるのかもしれませんね・・・。

    投稿日:2004/05/29

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