「はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断」が息子のお気に入りで、ボロボロになるまで読んでいたため、この絵本を書店で見たときに買うことを即決で決めました。一作目同様絵が細かい所まで描かれていて、それだけで十分楽しめます。ストーリーはあるけれど文章がない(登場人物のセリフはあるけれど、一般的な絵本の文章のようなものはない)のも同様で、読みにくいのも相変わらずですが、若干説明文が多くなった気がします。その分、絵を見て色々お話できるのは良いかもしれませんが。
ところが、息子の反応は思ったほど良くありませんでした…。二冊を並べて置いておくと、必ず「日本縦断」を手に取ります。そちらは富士山がメイン(?)で見開き2ページでしたが、本作は車両基地になっており、何故か富士山好きの息子には興味が薄いのかも。逆に電車好きの子には良いのでしょうね。それに、色んな電車がある西日本と比べて、東日本は種類が少ない…。最終ページの絵本に出てくる電車一覧を見ると、違いがはっきりします。
少し残念だったのが、青函トンネルのページ。普通に津軽海峡の絵です。考えてみればトンネルなのだから、見えないのは当たり前なのですが、車内の絵を工夫するなどで、そこをどうにかしてほしかった…。
期待が大きかった分、絶賛とは言えませんが、一作目を知らなければ比較もできませんし、単独で見れば十分面白いと思います。電車そのものというよりは、地図や路線図が好きな子にオススメです。