広島の原爆の体験を、小学生の子どもたちに話した『平和学習』を取り上げたお話。1枚の家族写真が、悲しい現実を伝えてくれます。
この類のお話はどうも苦手で、読んだら涙があふれ、気持ちが落ち込んでいくので、あまり読まないようにしていました。
『絵本ナビ』でもピックアップのコーナーで紹介されていたので、気にはなっていました。
図書館で、たまたま目に付き、『やめとこ。』と思ったのですが、その日が、ちょうど8月6日でした。やっぱり、『読みなさい。』ということなのかと思い、読んでみました。
実話だけに、訴えてくる力はかなり大きいものです。最後に『ぼく』が口にした言葉、これは、世界中の人がみんなこの気持ちになってほしいと思います。ひとりでも多くの子どもたちに、暗い過去の現実を知ってほしいと思います。