とにかくえらいトラの、どんなところがえらいのかが
シンプルな文章で、それでいてちょっと面白おかしく説明されているのに、思わず大人も「フフッ」と笑いながら読めました。
五味さんの描くトラは、ちょっとユーモラスで、かわいらしくていいですね。
子供は、ページのところどころに書かれている、数字やアルファベットもしっかり見つけて、「あ!2!C!L!」などと、ちょっとした「文字探しゲーム」みたいな感覚でも絵を楽しんでいました。すごく細かいところまで見てるんだなと、ちょっとビックリしました。ここまで子供の気持ちをしっかり考えて五味さんの絵本は作られているのか!と思うと、改めて五味さんってやっぱりスゴイ!と思いました。
最後のページの一言が印象的でした。
「じぶんがだいすきなところが、これまたえらい!」子供にも、自分大好きであってほしいし、わたし自身も、自分をすきでありたいな、と思いました。じぶんを好きでいることは生きることの基本である気がしますね。