レビューの中でも評価が高いこのシリーズをいつか読まなくてはと思いながらようやくシリーズで手にしました。
恐竜の表紙からはお話の繊細で心温まるストーリーは一見想像がつきませんでした。
「この世は力があるものが勝ち」という点は今の世の中をひとことであらわしているかのように思います。
そんなふうに権力を武器に生きてきても老いには勝てないのですよね。
そしてその老いに直面したときに初めて知る温かさ。
この気づき、子どもに読んで聞かせるだけでは難しいかもしれませんが永遠のテーマではないかと思います。
トリケラトプスの子ども達の素直で優しい心に触れ、
一番大切な愛に気づきます。
大人もじっくりと読みたい本です。
絵本というには軽すぎるテーマですね!