学校という、子供達にとって最も身近な場所にある水辺、プール。
夏は子供達が水泳の授業に使用し、それ以外の時期は、ビオトープのようにして、昆虫達の繁殖の場にする。
これは面白い取り組みだと思いました。
プール掃除の直前にヤゴ救出作戦が行われているとのことで、プール掃除と理科の授業を兼ねており、すっごく楽しそう!
虫が苦手な子供にはちょっと辛い授業かもしれませんが・・・
普通だと、ヤゴというのは自然の川や池に行かないとみられないので、こうやって実際に水の中で生きている姿を見たり触ったり出来るのは、とても良い経験になりそうですね。
トンボの羽化の写真は、多くの本で見ることが出来ますが、ヤゴの細かい部分や、トンボのお尻の細かい部分などの写真もあり、詳しく見ることが出来ます。
都会の人工的な自然の中でも、これだけの生き物が生きている。
生きる力の強さや多様性に触れることが出来る、面白い一冊です。