雪の降り積もる静かな森の中、冬眠していた動物たちは、何かに誘われるように目を覚ましはじめます。
目覚めた動物たちがかけより、集まったその場所には、真っ白な雪の中に、黄色いお花が一輪咲いていました。
すべてがモノクロームの森の中で、動物たちに春の訪れを優しく教えてくれている小さな一輪の黄色いお花が、とても印象的な絵本です。
「……がはなをくんくん」、「……がかけてく」のくり返しのリズムが心地よく響き、軽快なテンポで物語が進行していくので、小さい子どもも喜ぶと思います。
私も子どもの頃、この絵本が大好きでした。
春の訪れを教えてくれる素敵な絵本です。
ところで、カタツムリがはなをくんくんっていうのはどんな感じなのかなあ……。