「おかえりなさい アレックス」 みんなの声

保護センターで飼い主を待つ犬たち。主人公のアレックスは年のいった犬。長い間保護センターにいたことになっているけど、日本では殺処分されてしまう犬も多い。そんな犬たちが、少しでも減ってほしいと心から思う。

角野栄子さんの『魔女からの手紙』の高林麻里さんのパッチワークの絵がカラフルで素敵だったので、彼女の絵本を選びました。
保護センターの年とった犬。
ひとりぼっちだった犬は、優しいキヨさんに引き取られ、アレックスと名付けられました。
アレックスの表情がだんだん生き生きしてくる様子になんとも言えない幸せを感じました。
高林さんの絵もインテリアや街並みなどがおしゃれで伸びやかで、明るい気持ちになります。

保護センターに長いこといた年取った犬が、気に入られて

引き取られて幸せになったお話です。

「わたしの　いえに　こない？」と、言ってくれたキヨに引き取られ　　
ました。飼い主のキヨは、小さなお菓子屋さんをやっています。

アレックスと名まえをつけてもらって、お店の前でお留守番をして

いると、お母さんがお買い物をしている間、子供たちをあそんだり

り、お財布を忘れたおじいさんを追いかけて渡したり、配達のお手

伝いをしたりしてました。大量の注文が入ったので、キヨは、疲れ

朝になっても起きられなかったので、カートを引いてアレックス

一人でクッキー８０人分を届けたのでした。数日後に、キヨは

やっと起きられるようになりました。お店の前に座りながら、

アレックスは、「僕は、キヨに出合って、世界一幸せな犬になった

んだ。だから僕も大好きなキヨを幸せにしたい。そしてまもって

あげたい。」絵もとてもあたたかく素敵でした。