福音館のちいさなかがくのともの11月号、象の生態はいかがなのかな?と手にしたところ、そんな科学と言った堅苦しいものではなく、本当に純粋に”象の鼻ってどんなこと出来るんだろう?”がよく分かり、あの象特有の優しいまなざし、どっしりとした大きな体、ほわほわとした皮膚や毛を存分に味わえる絵本でした。初めから最後まで象の親子の1日の一こまを、子象がおかあさん象に習って鼻を使うことを一緒になって感じられる暖かい絵本です。最後に絵本を制作した齋藤さんの象を描く際の貼り絵の手法が記載されていたのを読んで、あーだから象らしい象だったのかと納得したのでした。息子は象にごはんをあげてみたいと言いながら床に就きました。
【事務局注:このレビューは、「ながーい はなで なにするの?」ちいさなかがくのとも 2009年11月号に寄せられたものです。】