クリスマスの素敵な絵本を探していて出会った本です。
佐野洋子さんの絵本ということで、期待をして読み始めました。
読み終わって、さすが!!と思いました。
街で素敵なクリスマスツリーになりたかったモミの木、根っこを抜いて一生懸命走る様子に、なんとか望みが叶えばいいのに・・・
列車に乗り遅れ、泣きながら元の森へ帰って来たモミの木を優しく迎える動物、木に心が温かくなりました。
動物達のクリスマスツリーになったモミの木。最後はみんなで静かにクリスマスの歌を歌いますが、どんな気持ちだったのかな?
モミの木が自分の姿のようにも思えるし、また自分の子供のようにも思え、森の動物達の気持が親心に感じ、味わい深いです。
クリスマスの名作絵本といっても良いと思います。