4歳4ヶ月の息子に読んでやりました。恐竜たちの大移動の中で一番危険なシーン、川渡りです。このシリーズの中でも一番のクライマックスなのではないでしょうか。しかし、この川渡りは死と隣り合わせ。川を渡ること自体がワニに食べられてしまうことでもあり、それをいかに回避できるか・・・誰かが犠牲になっている間に渡りきるという死の上に自分の命がなりたっているという現実です。この重い現実と向き合わされるという意味では、まだ4歳の子供には早すぎるのでは?とも思いますが、それほど暗く重たいイメージはなく、淡々と語られる現実として伝えてくれています。そして、そのシーンもそれほど殺伐としたものではありません。自分たちも毎日の食しているものが、やはり植物や動物の死によるものという認識を忘れがちですが、ぜひこの機会にそういうことにも触れていきたいと思いますね。