天才ジャズピアニスト山下洋輔が、3年の歳月を費やして作ったテキスト現代アートの巨匠元永定正が描いた子の作品。今でこそこうしたタイプの絵本は珍しくなくなってきたけど、これが発行された当時はいわゆる「良書好き」なおばささま達に眉をひそめられたというもの。パパSさんたちや、赤木カン子さんをひくまでもなく、そういう絵本はこどもたちが好きになる確立が高い。
そして、この本は天才同士のコラボレーションだけあって、何度よんでも、何年経っても古びることがない。おもしろさが減らない。そして、何回よんでも、決まった読み方が定着しないというおもしろさもある。日本が世界に誇れる絵本です。
もけらもけらでけでけってどんな風に読めばよいのか?なんて考えないで、ぜひ読み手も絵を感じながら読んで欲しいです。