今まで見てきたカズコ・G・ストーンさんの「やなぎむらのおはなし」シリーズの中で、絵本ナビではこの作品の感想が一番多いです(たぶん)。
私自身もシリーズの中ではこの話が一番好み。
霜柱のにょきっとなったところも面白かったし、寒さをしのぐためにががいもの種の綿を取りに行く冒険もワクワクしました。
特に種の中から綿が「ぱかーん」と出てきたシーンは楽しかったです。このシリーズは1作1作1つの話が完結しているので、このお話だけ読んでも十分楽しく読めます。
でも、続けて読むと、虫たちの横の関係も見えてきてもっと面白いけど…。
4,5歳くらいから、小学校中学年、もしかしたら高学年でも読み聞かせなら楽しく聞けるかもしれません。
ただ、読み聞かせに使う場合、あまり大勢いるクラスだと、主人公の虫たちが遠くてはっきり見えないかもしれないので、できるだけ、少人数で読むことをお勧めします。