男手ひとつで子どもたちを育てている、おむすびのお父さん。
今日の田植えをを手伝ってくれるのは
しゃけさん、たらこさん、おいなりさん、ほそまきさん・・・!
おむすびの「具」やお米にちなんだ、可愛らしい仲間達です。
せっせのせ せっせのせ
軽やかな言葉にのせて描かれる、昔ながらの田植え。
朝焼けの空の下に広がる水田の遠景が本当に美しいです。
ひと汗流したら、お昼ごはん。
読み聞かせた私は「・・・コレ共食い?」とドキッとしましたが
食いしん坊の次男は、どのお弁当がいいかなぁ、とニコニコ。
その後駆けつけた、たこどん・いかどんのスゴ技に大笑い。
そして・・・汗をかいたら、やっぱりお風呂♪
優しい気持ちで読み終えました。
我が家の周辺には水田がありません。
初め、息子に稲作について知ってもらいたいと思い、この絵本を手に取ったのですが
読み終えて心に残ったのは、むしろ
汗水流して働くことの素晴らしさや
「おたがいさま」で助け合う、暖かなつながりだった気がします。
「みんないきかえりました。 これであしたもがんばれそうです。」
「あしたは、おいなりさんちのたうえですね。いいてんきになりますように」
園児さん位から小学校中学年位のお子さん、大人の方にもおすすめの作品です。