今の時代なら、うさぎが学校に通っているお話があっても、珍しくないでしょう。
このお話のすごいところは、90年も前に描かれているということ!
「うさぎの小学校!?」
当時は、きっとすごく斬新な発想だったんだろうなって思いました。
擬人化されているのに、真面目にうさぎなところが面白いです。
「そっか、うさぎの学校では、こうなんだ〜。」と、こちらも真面目に納得してしまいます。
それだけでは終わらずに、右側に擬人化された世界、左側に現実の世界を描いているところが、また凄い!
現実の世界に影絵を用いているところも!!
空想の世界にどっぷり浸かりながらも、どこか現実との狭間を行き来しているような感覚を覚えます。
読めば読むほどに、味わい深い。
時間が経つほどに価値が増していく、そんな感じのお話です。