「めっきらもっきらどおんどん」や「きょだいなきょだいな」でお馴染みの、長谷川・降矢コンビ。
期待を裏切らず、というか、想像以上によかったです♪
おっきょちゃんは、川で遊んでいて、かっぱのガータロに会います。誘われるままに、川底のお祭りに出かけ、かっぱのもちを食べたことから、人間界のことはすっかり忘れてしまいます。
ガータロの家の子になって、楽しく過ごしていたある日・・・???
かっぱの大人たちに囲まれて、「人間の子だ」なんてシーンは、もうドキドキ。お父さんやお母さんのことをすっかり忘れ、元の世界に戻れるのかしら?とハラハラ。
お話の展開がおもしろく、ぐいぐい引き込まれます。
夢のような出来事なのに、夢ではないという、ラストシーンもすごくいいです。
それに、なんと言っても、降矢さんの遊び心いっぱいの絵が、魅力的です。
七色のシャボン玉が出る、魚の形の水笛なんて、ほしいなあ。
珍しく、家族5人がこの不思議な魅力に感嘆し、いつの間にか身を乗り出して楽しんだ絵本です。
ストーリー性のある絵本を楽しめるようになった次女には、リクエストされ、2回繰り返して読みました。