もし自分に「絵の才能」がもらえるんなら、
こういう「勢い」のある絵が描けるようになりたい、
と思わせてくれる絵です。
絵は下手な方ではないんですが、
細かいデッサンがあーだこーだ言わずにさっと書く、
というのは苦手です。
この絵を見ていると「『天が与えた才能』てこういう
事をいうんだろうなー」と考えてしまいます。
お話の方も、小難しい説教じみた事がない、
「でっかいヤギがトロル(西洋の小鬼)をやっつける」
といういたって単純なもの。
その単純さゆえか、結構小さい子供でも食いついてきます。
自分が読む時はトロルの所はすごい低い声で
「誰だー 俺様の橋をー」と読むとウケます。
逆に小さいヤギのがらがらどんのところをか弱そうに
読むのが難しいです(裏声とかが苦手なんです)。
昔、NHKの人形劇でこのがらがらどんをやっていました。
トロルがすっごい低い声で
「来るんじゃねー 渡るんじゃねー」
と歌っていましたが、それにはさすがに
こどもも怖がってました。
なぜこれが名作なのか、うまくは説明できませんが、
いつでも、何回でも、読んであげられる絵本だということは
間違いありません。
これで感想もおしまい。
チョキン パチン ストン