『ほしじいたけ ほしばあたけ いざ、せんにんやまへ』で冬虫夏草を知っていたので、
何だか親近感がわきました。
冬は虫の姿、夏になると草のようになる、希少なキノコの一種だそう。
シェルパのポルパ少年が、具合の悪いおばあちゃんのために冬虫夏草を探しに行くおはなしです。
ラマ老人から、虫のような、草のような、木のような薬草と教わり、
場所も教えてもらい、いざ、出発。
お伴は、子どもの頃から一緒の、ヤクのプモリです。
キャンプをしての旅、大きなヤクとの出会い、そして、無事発見。
ポルパと一緒に冒険気分です。
ヒマラヤの厳しい自然環境、ヤクとの共生、伝統的な民間療法など、
石川直樹さんの実体験がベースとなっているだけに、リアルなストーリーとなっています。
小学生くらいから、同年代のヒマラヤの少年に共感できると思います。