ある日目が覚めたら、スタンレーはぺちゃんこの体になっていた!!
なんてとても不思議な出来事から始まるお話です。
でもね、スタンレーの家族はそのことにみんなびっくりはするけど(当然ですよね)、すぐにまるごとその事実を受け入れてしまうんです。
スタンレーは体がぺちゃんこなことを利用して細ーい隙間をくぐってモノを探したり、なんと封筒に入って切手を貼って「郵送」という手段で遠い街まで出かけたり(笑)
弟なんて、ぺちゃんこの体をものすごくうらやましがるほど!
体が薄いっていうのは、案外悪くないね♪なーんて楽しいお話ばかりなのかと思っていたら。
ラスト近くで、問題が勃発してしまいます。
「一般的な人とは違う」ってことを素直に受け入れられない、そして排除したがる人々というのは、残念ながら、少なからず存在しますよね・・・
その違いが、賞賛を浴びるような能力であったらなおさら。
スタンレーは結局、ぺちゃんこのままを選ぶのか、それとも普通の人に戻ることを選ぶのか。
それは、ぜひこの本を読んでみてくださいね!
幼年童話、ではありませんが、児童書としては文章量はそれほど多くないです。小学校低学年〜くらいのお子さんにお勧めです。