「きょうはなんのひ」
最後に全部の手紙を集めて、頭の文字をつなげて読むと、
メッセージが出てくるところ、
秘密の暗号文のようで、
9歳の息子は、何度も確認して、感心していました。
最後には、手紙の文章を全部暗記してしまうくらいでした。
4歳の娘は、次の場所へのなぞかけが、面白く、
自分で、おうちの中をあちこち探し回っている気分を
味わっていたようでした。
そして、お母さんが、一生懸命探して歩く姿が、
嬉しいようでした。
「知らないの、知らないの、知らなきゃ階段3段目」
と私に話しかけ、我が家の階段3段目に、
おもちゃを置いて、私を驚かしていました。
両親に対する、子供の優しさとおちゃめないたずら心が、
ほんわかと心にくるお話です。