パズルや迷路を解くみたいに、ゲーム感覚でも楽しめる楽しい絵本です。
結構ページ数は多いのに、次はどうなるんだろうと先が楽しみで、最後まで一気に読みきってしまいます。
赤いリボンを巻いた犬のぬいぐるみを始めとして、お部屋のいろいろ細かいグッズなどを見るのも楽しいです。
おかあさんも楽しそうに宝探しをしていて、とても素敵なおかあさんですね。ピアノを開けて、まみこの好きな「キラキラぼし」を弾くなんて、まみこが見てなくても手抜きをしないところが立派です。(ママなら絶対やらないよね、と娘に言われました)
読者も一緒にワクワクして楽しめる絵本です。
作者の瀬田貞二さんは、「ナルニア国ものがたり」の訳者ですが、さすが言葉使いがとてもきれいです。
でも、おかあさんがおとうさんに話しかける言葉が、妙に丁寧なことに、ちょっと笑ってしまいました。私も今度夫に「帰ってから、お話しますわ。」なんて言ってみようかしら。