このお話は私もテレビで見たことがありましたが、こんな素敵な絵本になっていたのですね。
目が不自由で一人でバス通勤する不安の中、さきちゃんの「バスが来ましたよ」の声かけは、山崎さんにとってどんなに嬉しかったことでしょう。
見ず知らずの男性に声をかけるということは普通に考えると簡単に出来ることではありません。
ですがさきちゃんは全く嫌がるそぶりも見せず、席を譲ってくれるよう頼んだり、ボタンを押して降りるのを手伝ったり、学校とは反対の横断歩道まで案内してくれたりと、なんて素敵な子なんでしょう!
さきちゃんが卒業した後は、その妹に受け継がれ、そのまた妹や友だちに引き継がれ、なんと10年以上も続いたのです。まさに優しさのバトン、思いやりのリレーですね^^
このお話を聞いた時、私がまず思ったのは「ご両親が素晴らしい方に違いない」ということでした。
きっと日頃から「困ってる人がいたら親切するように」と育てられているのでしょう。見習いたいです。
思いやりがこの絵本のように人から人へとどんどん広がっていけば、世の中も今よりずっと優しい世界になるに違いありません。
お話のように優しい挿絵も素敵で、温かい気持ちになりました。