子供たちに読んであげてもとてもシンプルに表現されているのでとても分かりやすいと思います。子供に読んであげるのもいいし、大人が読んでもなんだか言葉、表現方法についてもいろいろと考えさせられました。
言葉がないって本当大変ですよね。相手に伝わらない感じがして。でも、言葉があれば良いっていうものでもないのかも。言葉がわからない国に行けば言葉を知らない分困ることもあるだろうし、人の温かさに触れられることもあると思います。でも言葉がわかれば、自分の好きな場所にでも行けるし、人とも会話ができ意見を交わすこともできます。でも、その分人の冷たさにも触れることもあるかも。どっちがいいのか、本当は悩みます。
言葉のない生活をしている人と言葉を使う生活をしている二人。それでも通い合う心が最後には有って、ほっとします。言葉が無くても、もしくは言葉を知らなくても、お互いの気持ちがあれば大丈夫。なのかもしれません。
動物も外国人も言葉が通じなくても人の気持ち、思いやりの心があれば、素敵な日々が一緒に暮らせると思いました。いろいろと考えさせられる1冊でした。