家の中を裸で歩き回る自由奔放なフレッドは「男の子」でしょうか。
親のクローゼットに入りこんで、色々試したうえで女装を始めたからと言って、トランスジェンダーを話題にするのは早々かも知れません。
興味を持つこと、試してみることは、ある意味子どもの特権だからです。
でも、そんな子どもを見て優しく受容する親の姿に、多様性の問題を考える姿勢を見たように思います。
フレッドはフレッドのままで良いのだと思います。
父親も母親も一緒になっていろいろ試してみるだなんて、最高級の家族を感じました。
固定観念にとらわれていると、絶対的に否定形から入ってしまうシチュエーションですよね。
親として伝えるのは、「裸で外に出ないこと」だけかも知れません。
絵がとても素敵です。
多様性を考える参考書になりそうです。