「11ぴきのねこ」シリーズは、たくさんの子どもたちに絶大な人気がありますが、なぜかうちの子どもたちは一度もはまらなかったんですよね〜。
もういい加減自分の子どもは手がかからなくなりましたが、お話会などで好きな子どもたちが多いので、少し自分から馴染もうかなと思って、図書館で借りてきました。
正直、大人の目線でこの絵本を読んでいると、ねこたちがに暮らしくなってしまいます。
このねこたちは、なんでこんなに自分勝手なんだろう!
あえて自分の主張を押し切らない(押し切れない?)ぶたが可愛そうになりました。
そういえば、むかし子どもの友だちで、自分の物は自分の物。友だち(他人の)ものも気に入れば自分のもの。っていう子がいました。
決して意地悪したくてやっているのではなく、ほしいから自分の物って主張してしまう。
やられてばかりいたうちの子はかわいそうだなぁと、思ってみていました。
今思うと、この11匹のねこたちの行動はあの頃のあの子に似ています。
もしかしたら、そういう時期の子どもの心の動きや行動をさりげなく11匹の猫たちに投影していたのかもしれませんね〜。
楽しかったのは一番最後のページです。
フワーン
おお、11ぴきのねこ そらのむこうへ
とんでった、とんでった
ねこたちが飛んでる姿が、吹き飛ばされているのにもかかわらず、なんだか楽しそうで、自分も飛ばされてみたいな〜と思いました。