あまり道徳的に考えたら楽しめない絵本じゃないかな。
だから、ある程度ユーモアとしてとらえられる年齢になってからの方が
面白く読めると思います。
この次々に変わる展開が好きです。
その時その時に感じたねこたちの気持ちは本物。
一所懸命掃除して、快適な家を手に入れたことや、ぶたさんを助けて
感謝されたことに気持ち良いと思ったことや、家造りを手伝って
あげようと思ったこと、そして惜しくなったこと(笑)
ええっ?ってビックリさせられるのに、小気味好ささえ感じます。
自分の気持ちに正直な、ちゃっかりもののねこたちと、その時その時
まあいいか〜と流される、穏やかなぶたの対比がとても面白かったです。
吹き飛ばされてるねこたちのふわ〜んと飛んでいく姿に、次は
何をしてくれるんだろうという想像がふくらみました。