季節の本を、と思い手にとって、
題名と表紙の雰囲気を上回る作品のよさに
親子で惹き付けられました。
誰が絵をかいても子供達が夢中になって笑う、
中川ひろたかさんの文体がとっても素敵です。
七夕の短冊に書いた願い事が、こんな形で
叶うなんて!その叶えかたもすごく暖かくて
優しくてユーモアがあって。
『天の川をおよぎたい』と思う子供の
発想が既に夢があります。ちょうど七夕の短冊を
幼稚園で作ってきて、プラネタリウムで七夕の話を
見てきた息子は、目をまんまるにして話の展開を
見届けていました。
プールを始めるときの準備運動のおしりふりふりが
繰り返しでてくるところで、いつも笑ってしまいます。
子供達が好きなことをおさえてますよね。
挿し絵にもところどころ突っ込みどころがあり、親子で
楽しく想像しながら、自分達の願い事の行方を期待
しながら読める一冊です。