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ウルスリのすず」 みんなの声

ウルスリのすず 作:ゼリーナ・ヘンツ
絵:アロイス・カリジェ
訳:大塚 勇三
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2018年11月26日
ISBN:9784001126778
評価スコア 4.46
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みんなの声 総数 23
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23件見つかりました

  • 親子3代の心をつないでくれた絵本

     カリジェの絵が好きな父へのプレゼントとして購入した絵本。
    アメリカからネットで注文し、実家の住所へ送ってもらいましたが、その絵本(カリジェの絵本、全6冊)を父が「孫のために」と大切にとっておいてくれて、私たち家族が日本に引っ越してきたときに手渡してくれました。
     今では、娘のお気に入り。大事な絵本の1冊です。
    この絵本を開くたびに、父のことを思い、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
    親子3代の心をつないでくれた絵本。我が家の宝物です。

     絵を見ているだけでも、アルプスの山々に抱かれているような気持ちになります。
    壮大なアルプスの景色が、ウルスリの勇敢さや両親の寛大さをも後押ししてくれているようにさえ感じて、この地方だからこそ生まれた物語であり、絵なんだろうな、と思いました。

     娘は、ウルスリが肩にかけている大きな鈴を見て、
    「J(娘)の鈴といっしょだね。」と喜びました。
    私がヨーロッパに留学していた頃、スイスで買ったカウベル。
    ベルトには、ウルスリの鈴と同じく、花の刺しゅうがしてあり、金の留め金が付いています。
    まだ幼かった娘に、おもちゃの“ガラガラ”代わりにあげた鈴ですが、娘は今も大切にしてくれています。
     きっとウルスリの鈴は、もっと重厚で、遠くまで響き渡る音がするんだろうな、と絵を見て想像しました。

     絵本でも、物でも、親から子へ、子から孫へと、受け継いでいけるのは、しあわせなことですね。

    投稿日:2012/02/07

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  • スイスに伝わる鈴の祭のお話です

    お話のはじまりがいいですね

    ずっと遠く、高い山のそのおくに みなさんみたいな男の子が、すんでいます・・・こんなはじまりに惹かれます

    素朴なまちの家 絵がいいですね〜

    ここに住んでいるウルスリという男の子 帽子をかぶり人形のようです(ピエロかな)
    彼は お父さんとお母さんにかわいがられて育っているのが分かります
    でも 親のお仕事の手伝いもよくする 良い子だな〜
    素朴な子供らしさ  こんな生活にあこがれます。

    この町に今でも伝わる鈴のお祭り 「大きな鈴がほしい」 だって鈴の中にお菓子や 木の実 肉がもらえるんですもの
    大きい鈴がほしくなるのは あたりまえですね〜
    子ども心に みんなに小さい鈴だと馬鹿にされるのがいやだったのです

    ウルスリは考えて大きい鈴が山の夏小屋にあることを思い出し 一人でそこへ行くのです。深くて せまい道 怖い橋を通って雪の中を一人で山小屋に行くのです(冒険ですね)
    でも・・・・(どんなに親は心配したことでしょう!)

    大きな鈴を枕に山小屋で一夜を明かすのです。  両親は心配します 子供って 自分がこうだと思うと 一途なところがあるんですね
    親の心配していることなど 忘れてる  大喜びで帰ってきたので親たちは ホットしたことでしょう(両親が怒ってないのがちょっと気になりましたが)
    今の時代では考えられないような子供の冒険ですね
    絵の中に素朴な幸せを感じました  

    投稿日:2011/12/03

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  • 子供の大冒険

    アルプスのお話なので、お祭りの様子などは馴染みがありませんが、主人公ウルスリの行動にはどんな子供でも(男の子なら特に)共感できると思います。

    まだ小さいから小さい鈴しかもらえなかったウルスリは、悔しくて、ふかい森もせまい橋もものともせずに行動します。読むと読者にも勇気がわいてきます。

    2歳の息子に読みましたが、小学生が対象だったのですね。少し話が長くはありますが、複雑な展開ではないので、飽きずに聞いていられるならもっと小さな子でも大丈夫だと思います。

    投稿日:2011/04/10

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  • 鈴の大きさだけ成長

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    お祭りで、大きな鈴を持ちたいウルスリ。
    大きな鈴があった山小屋まで一人で行く事を決心します。

    壮大なアルプスがウルスリを見守ってくれています。
    この絵本を読む子どもたちも、一緒に冒険できるでしょう。
    アルプスの山々が見えるでしょう。

    誇らしげなウルスリに自分の姿を重ねられる絵本です。

    投稿日:2010/05/19

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  • 女性にはわからない感覚

    外国チックな話です。
    日本ではないなぁ、文化の違いを感じます。
    女の私にはこういう感覚は皆無なので理解しがたい。
    でかくて立派な鈴をもちたいという主人公の男の子の気持ちが最初っからわからないので、全く話に入っていけませんでした。

    でもおそらく、まだ幼い息子には理解できるでしょう。
    いつも大きくてかっこいいのが好きだから・・・

    子供が大きくなってきたら 息子のために読んであげたいです。
    夫にも・・・?

    投稿日:2009/03/25

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  • 小さいウルスリ

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    小さい鈴しか貸してもらえなかった小さなウルスリが、自分の力で
    大きな鈴を手に入れ、見事行列の先頭に立つ栄光を得る、という
    わかりやすいお話とスカッと小気味の良い結末に、
    娘も「いいじゃんいいじゃん」と大喜びでした。

    大人気の絵本「ティッチ」にもあるような、小さい者が大きい者に
    勝つ話は、読んでいて力が湧いてくる気持ちがします。

    ただ、鈴の行列の…小さい鈴しか持たせてもらえない小さい子の立場は
    あまりにもかわいそうな気がして、引っかかっています。

    貧しい村の描写や、美しい自然にも目が奪われました。

    投稿日:2008/05/02

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  • 私がウルスリの親なら

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子8歳

    絵を描いているのはアロワ・カリジェという、スイスでは大変有名な画家で、素朴な人たちや、独特な雪山の風景など、とても素晴らしい世界が描かれていました。

    昔ながらの地方には、その土地ならではの風習などが残っていて、この絵本の舞台となっている(らしい)スイス東部の山村にも、子供たちが大きな鈴を持って、村を回る祭りがあるようで…。
    主人公の少年・ウルスリは大きな鈴を手に入れるため、小さな冒険に出る。というお話です。

    ただ子どもを持つ親としては、冒険も大事だけれど、たかが、祭りの鈴のために大切な命をかけて雪山に登るほど?と、思ってしまいました。
    私がウルスリの親なら、山から戻った時点で、ウルスリをたたいてますね!!

    投稿日:2008/04/12

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  • 大きなすずがもちたくて!

    • MAYUMIさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳

     生き生として躍動的な線の絵と透明感のある色使いが、
    アルプスの澄み切った空気や
    雪に覆われた高い山々、春の光を素敵に描き出しています。
    アルプスの人々の生活ぶりや、
    その空気を肌で感じられるような絵本です。
    大きなすずを持ちたくて、
    一人で大冒険をする男の子ウルスリ。
    心配しながらも温かく見守るおとうさんとおかあさんも大喜びです。
    わが子が自分の力で困難に立ち向かっていく姿は、
    このうえない喜びだけれど、
    それと同じぐらい心配で仕方ないものですね。
    三人で食べた、蒸したての栗の味は、また、格別だった事でしょう。

    投稿日:2007/01/11

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  • 幼児向けじゃなかった

    大判だったので、幼児向けの絵本だと思っていました。そのわりには文章が長いな、と感じていたのですが、この本の対象年齢は小学生だったんですね。子供が3歳の頃に見せていたのですが、
    あまり興味を示さなかったのもあたりまえですね。もう少し大きくなったら、もう一度子供にすすめてみます。絵本選びの難しさを知った一冊です

    投稿日:2007/01/08

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  • 鈴のベルトの刺繍が忘れられない

    ずっと遠く、高い山やまの、そのおくに、
    みなさんみたいな男の子が、すんでいます。
    と始まるこのお話、
    アルプスの村に住んでいる兄妹のお話の1つです。

    鈴行列のお祭りで牛につける鈴を持って村を練り歩くと、鈴いっぱいに木の実や肉やお菓子を入れてもらえる。
    ウルスリはみんなにひっぱられ、突き飛ばされ出遅れて、小さな鈴しかありません。

    そうだ!ウルスリは山の夏小屋にかかっていた鈴を取りに1人で山へ登っていきます。
    山小屋の窓から入り込んで、やっとみつけた鈴の大きいこと!

    大人でも持ってみると大きな版で
    画面いっぱいにひろがるウルスリのぼうけんは
    こどもたちをとりこにします。
    鈴のベルトの美しい刺繍など、アルプスの様子を見事に表しているヘンツの絵も秀逸。

    私自身は年長・5才の頃からこの絵本が好きでした。

    投稿日:2006/10/29

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