有名な谷川俊太郎さんの文章に、大好きな安野光雅さんの絵ということで、とても期待して読み始めました。
「あけるな」と言われると、やっぱりあけてみたくなるもの。ドキドキしながらページをめくると、そこには現実離れした不思議な世界が広がっています。ドアを次々と開けていく感覚は、とても楽しかったです。
8歳の長女も、「あけるなったら」「あけるなといってるのに」と言われながらも、あけてしまうというちょっとしたいたずら感覚をたのしみながら、どんどんと次のドアを開けていました。
ただ、ラストの「おかえりなさい」が分かりずらいようで、「え、なんで?」と不満顔。大人が読んでも、ちょっと難しくて、すっきりしない感じがありました。でもその分からなさも一緒に、不思議な世界を楽しめばよいのかな?とも思います。