はちのす城に住むお姫様、みつ姫は、いつも退屈。ある日お掃除を手伝おうとして大切な壺を割ってしまいます。慌てたみつ姫はお城の外に飛び出し・・・。
よくあるお姫様にありがちな、わがままさや傲慢さは全くなく、素直で好奇心旺盛、そこら辺にいそうな普通の女の子のみつ姫。
お城を飛び出し、色々な種類の蜂たちに出会いますが、みんな優しい人たちで、いつの間にかみつ姫のぺースにのまれていく様子が微笑ましいです。
なんせ、みつ姫にとったら、初めての外の世界。何もかもが輝いて目に写ったんでしょうね。
絵も凝っていて、お話の途中、六角形で出来た迷路で遊んだり、最後の温泉の場面など、色々な種類のお風呂があって、見ているだけで楽しめます。
言葉遣いが時代劇口調なので、5歳にはそのまま読むと「?」のところが多かったようで、分かりやすいように言葉をかえて説明しながら読みました。
小学生でも十分に楽しめる絵本だと思います。