大人にしてみればご近所という狭い範囲の中での出来事。
でも子どもにしてみれば大ごとなんですよね。
小さな妹の面倒を見ようとする誇らしげなお姉ちゃんの
表情が、驚き・不安・安堵とみるみる変化していきます。
小さな女の子の目線は全く大人無視で、
裏表紙のお母さんまで大人の表情がひとつもわかりません。
小さな妹だけを必死でさがしているのがよくわかります。
もちろん、聞いている我が家の子どもたちも同じように
どきどきしたり、ほっとしたり「あさえ」と同じ心理状態に
陥っているのがよくわかりおもしろかったです。
こんな風に素直に絵本の内容に感情移入できるのも
やっぱりイラストが素晴らしいんだなあ・・・と
思うのです。