私が、“11ぴきのねこシリーズ”に出会ったのは、図書委員をしていた小学生のころです。
ねこが立って、後ろ足二本でゾロゾロと11匹も歩いている絵は、衝撃でした。
そのねこの表情のユーモラスで可愛いこと。惹かれないわけがありません。
20代になっても30代になっても、書店で見かけた本当にロングセラーシリーズですね。
母になり息子にもと、こちらを最初に選びました。
シリーズを順番に読んでいくのも良いかもしれませんが、私(20代)が最後に読んで面白かった記憶がありましたので、これにしました。
「〜するな」の立て札に、見事なまでに逆らってしまう11匹 。
子どもには、これだけでワクワクのようです。
花をとってしまったページに笑いました。
ばけものウヒアハの罠にまんまと引っかかってしまい、心配そうな息子。
11匹が、強い猫だという自負のもと、知恵を出し合い力を合わせ、ウヒアハに立ち向かう頭脳作戦に興奮していました。
ラストのおちも、さらりとこどもたちに“守ろうね”と伝えてくれています。
馬場先生ならではのこの色遣いが、大好きです。