素晴らしい絵本です。
森の動物達のお話から、売買の基本を学べます。
ブドウの木を持っていたキツネが、ある日、狸にブドウを分けてあげます。
翌日、お礼にリンゴをもらったキツネは、
「森の皆(他の動物達)も、欲しいに違いない。分けてあげよう。」
と、ブドウを分けてあげます。
すると、皆から、お礼に色んな物をもらいます。
嬉しくなったキツネは、ブドウをもっと多くの動物に食べてもらうため、ブドウやになります。
すると、それを見た他の動物達も、お店屋を開き、物々交換が始るのです。
五味太郎さんの可愛らしい絵と共に、商売の基本・売買とは何か?・商品とは何か?・物流とはどの様になっているのか?。
とてもシンプルに描かれているのですが、資本主義の基本が詰まっている、絵本となっています。
読み聞かせと共に、世の中の仕組みの原点を、教えることが出来るので、年齢に関係なく楽しめると思います。