アーノルド・ローベルの世界。
がまくんとかえるくんのシリーズの中の一冊です。
単行本スタイルで左開き、挿絵たっぷりでちょっとお兄ちゃんお姉ちゃんになったお子さんに。一人でも読むことを楽しめます。
春夏秋冬、あわせて5つのお話が入っています。
この中の、『おちば』が、この季節にぴったりかと思います。
10がつ。
きのはは みんな ちってしまい、
じめんに つもりました。
かえるくんは、がまくんちの庭の芝生の落ち葉をかき集めてあげようとします。
がまくんも、同じ事を考えて、それぞれがお互いの家を目指します。
あいにく、別のルートを通って、お互いの家を目指したので、鉢合わせになることもなく、それぞれが、相手の喜ぶことを思いせっせと落ち葉かきをし、自宅へもどると…。
なんともほのぼのとする、温かい気持ちが伝わってくるストーリーです。
友だちが喜ぶことが、自分の幸せと思っている二人が素直で、純粋でステキです。
最後は、あらら…、でもベットでの寝顔を見ると「よかったね。」って声をかけたくなります。
息子には1年生の時にお話し会では3年生に読みました。
反応は、皆「うふっ」そして、にんまりという感じでした。
良いお話に出会えることは、、読者も幸世ですね。