おたまじゃくしというのは、実に不思議な動物です。
親とは似ても似つかず...形もさることながら、顔つきだって、ぜんぜん親とは違う。
なのに、これが、どういう経緯をたどってカエルにかわるのか?とっても不思議。
おたまじゃくしのチャムは、大きくなった自分の姿を想像します。
そして、早く大きくなりたいなぁと思う。
最初は、魚になりたいと思い、とりになりたいと思い、次はカメに...
そのたびに、チャムの想像する奇想天外な姿がなんとも笑えます。
「こんな魚いないし。」
「こんな鳥だったらおかしいよー。」
と言いながらも、次はどんなチャムになるのかと想像しながら、ページをめくる楽しみがありました。
そして、最後には、成長をやさしく見守ってくれたお母さんとそっくりのカエルに成長。
おたまじゃくしの成長過程もよくわかって楽しい。