くいしんぼうのおばあちゃんは、森に散歩に出かけ、出会った動物たちにはおやつを分けてあげません。
そんなおばあちゃんにあきれた動物たちは、もう近寄っていかなくなりました。
寂しくなったおばあちゃん。
さて、どうしたでしょう?
このおばあさん、なんて大人気ないのでしょう!
作者はなぜ子どもではなく、おばあさんにしたのでしょうね。
大人のほうが、子どもよりずっと大人気ないからでしょうか。
このおばあさんの表情がなんともいえないのです。
おばあさんと言うより、子どものように喜怒哀楽を素直に出しています。
子どもにしてしまったら、教訓の話になってしまうから、おばあさんにして「大人のくせに、だめなおばあさん」
と笑って読めるところがいいのかもしれません。
とっても分かりやすいストーリーと絵です。小さい子どもさんにもおすすめです。