恐竜大陸シリーズの2作目になります。
タイトルに出てくる巨大翼竜とは、ケツァルコアトルスのこと。
ケツァルコアトルスは、現在のハゲタカのような存在。
新天地を求めて過酷な荒地を移動しているトリケラトプス達が弱って
死んでいくのを待っているケツァルコアトルスと、トリケラトプス達の
微妙な駆け引きがこの絵本の見どころになります。
このシリーズの絵本は子供と一緒に何冊か読みましたが、その中でも
かなりドキドキさせてくれる一冊だと思います。当時の恐竜もこんな駆け引きが
あったんだろうなと思わせてくれました。
余談ですが、息子は黒川さんの絵本を見ながら、恐竜の絵を書く練習をしています。
大きめの絵の描写や色彩は、子供の目にはとても印象深いようです。