「わりとけっこう」 みんなの声

「わりとすいか」「けっこうにわとり」という２部作。わりとすいかって〜なんだよねー、という繰り返しで進んでいきます。初めはシュールすぎてちょっと訳がわかんない！って思ってしまいましたが、２回、３回と読んでいくうちにおもしろくなっていくから不思議。主人公？の愛想のないネコさんもかわいくなってきます。小学２年生の姪っ子が読んでウケてました。３歳の息子も最近、おもしろさがわかってきたみたいで「おかしいねー」と言ってます。

「わりとすいか」「けっこうにわとり」の2部構成の絵本です｡文章と絵が絶妙なバランスで、読んでいて面白く感じました。
すいかやにわとりをうまく表現していて、分かりやすい内容だと思います。特にすいかがおいしそうで、すいかを好きな方が読むと、すいかが食べたくなるかも知れません｡

淡々ととすすんでいくお話の中で
すいかって・・・そうかも、うんそうだな、そうだったっけ？
にわとりって・・・そうかも、うんそうだな、そうだったっけ？
お互いにすかを頭に思い浮かべ、にわとりを思い浮かべ納得
最後に子供の感想は、おもしろかったと言ってくれました。

「さつまのおいも」の”中川ひろかた”さんと、「キャベツくん」の”長新太さん”による作品。題名は「わりとけっこう」ですが、中味は「わりとすいか」と「けっこうにわとり」という２つのお話から成っています。どちらもダジャレみたいなお話です。子供はこのダジャレのような言葉遊びが好きなようです。５歳の息子は字を読むのはあまり得意ではありませんが、絵で内容を暗誦してしまいました。

サラッと、読んでしまうと、それまでかもしれないけれど、読めば、読むほど、味が出る作品。
本文は「わりとすいか」と、「けっこうにわとり」で、構成されています。
いきなり、緑色の猫が現れて、「わりとすいかって大きいんだよね」と、始まります。それからしばらく、猫はすいかと格闘。これは見ていて面白い。
後半は、その猫がにわとりに出会います。「にわとりってけっこう○○だよね」と、観察。
すると、追い掛けられたり、怒られたり。これが、けっこう笑えるんだよね。

今年3歳になる子たちには難しいかな？って思ったけれど、絵もおもしろいため、どの子も好んで見ています。大人が読んでも楽しめる一冊です！一緒に楽しく読んでますよ。